<マ-ケット日報> 2021年4月28日

市況
2021年4月28日 16時27分

28日の市場は日経平均が反発。終値は前日比62円高の2万9053円だった。前日の米国株は高安まちまちで気迷いの出だしとなったが、前日に決算を発表したデンソーやファナックなど主力株の一角に買いが入り指数を押し上げた。一方、今晩の米FOMCを前にポジションを積み上げにくい状況にあり、また、明日が休場とあって対応が取れないことへの警戒感もある様子。結局は反発するものの内容的には少し弱さを残す1日となった。

昨日の米国市場は景気敏感株に小口の買いが入りダウ平均は小反発した。28日の米FOMCを前に長期金利が上昇。利ざや拡大につながる金融大手のゴールドマンやJPモルガンなどが買われた。原油高を受けて石油関連株も高かった。一方、金利上昇でハイテク株には売り圧力が強まりナスダック指数は下落。S&P500種指数も安くなっている。今週は主要ハイテク株の決算が相次ぐため、内容を見極めたいとの姿勢から見送られやすくなっている。

さて、東京市場は日経平均やトピックスなど指数がそれぞれ反発するも、東証1部の値下がり銘柄数が値上がり銘柄数の倍以上もある状況で、内容的には弱さのある1日となった。チャート面では中期トレンドである75日移動平均線(2万9228円)を終値でなかなか超えられず、調整局面が少し長引くような格好だ。明日は休場でいよいよ大型連休入り。より動きの取れない局面に入るだろう。(ストック・データバンク 編集部)

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