株価指数先物【引け後コメント】 米系経由による買いが継続

市況
2021年5月7日 18時22分

大阪6月限

日経225先物 29390 +80 (+0.27%)

TOPIX先物 1934.0 +10.0 (+0.51%)

日経225先物(6月限)は前営業日比80円高の2万9390円で取引を終了。寄り付きは2万9310円と、シカゴ先物清算値(2万9365円)を下回って始まり、現物の寄り付き直後には2万9230円まで軟化。しかし、ナイトセッションでのボトム水準だった2万9200円を割り込まなかったこともあり、売り一巡後は買い戻し優勢の動きから上昇に転じている。指数インパクトの大きい東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>の強い値動きによって日経平均株価を押し上げる形となり、日経225先物は前場半ばに一時2万9460円まで上昇幅を拡大。ただし、週末要因もあって後場はこう着感の強い相場展開となり、概ね2万9350円~2万9400円辺りでの狭いレンジ取引が続き、2万9390円で取引を終えている。

米国同様にややバリューシフトの動きが見られており、NT倍率は先物中心限月で15.19倍に低下。しかし、足元での保ち合いレンジである15.00倍~15.20倍の上限レベルでの小動きであることから、米国ほど明確にはバリューシフトは表れておらず、引き続き指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向を注視する必要があるだろう。また、来週は決算発表がピークを迎えることもあり、決算を手掛かりとした個別対応に向かいやすい。機関投資家などが様子見姿勢を強めてくるようだと、商いが膨らみづらいなかで短期の仕掛け的な売買に振らされやすくなるため、カバーを想定した逆張りスタンスでの対応になりそうだ。 

手口面では、日経225先物はABNアムロが1080枚、ソジェンが930枚程度の売り越しに対して、BofAが1730枚、モルガンSが810枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はソジェンが1590枚程度の売り越しに対して、JPモルガンが950枚、モルガンSが820枚程度の買い越しだった。ボリュームは前日から大幅に減少しているものの、連日で米系証券経由による買い越しが目立っている。

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