<マ-ケット日報> 2021年5月11日

市況
2021年5月11日 16時28分

11日の市場は日経平均が4日ぶりに大幅反落。終値は前日比909円安の2万8608円だった。前日の米国市場でハイテク株中心に大きく売られた流れを引き継ぎ売り先行の展開に。前日に決算を発表したパナソニックも大幅安となり、期待先行で決算を織り込んできた反動も表れている。コロナ禍における首相の国会答弁への不信感も募り投資家は買いにくい状況。業績回復でPER面からの割高感は薄れつつあるが、当面は材料不足かつ地合いが不透明で上がりにくいだろう。

昨日の米国市場は高値警戒感からダウ平均は6日ぶりに小反落した。序盤はワクチン普及による景気回復期待から一時300ドル以上も値上がりする場面があったが、長期金利の上昇をきっかけにハイテク株が売られると、全体的にも目先筋の手じまい売りが優勢となり終盤は指数がマイナスに転じてしまった。ハイテク株の多いナスダック指数は2.5%の下げとなり、昨日に反発した以上のきつい下げを演じている。

さて、東京市場は米株安につられて日経平均が今年2番目の下げ幅を記録するなど脆さを露呈する1日に。チャート面では25日移動平均線(2万9391円)、75日移動平均線(2万9275円)を一気に割り込み再び調整トレンドへ。直近3日間の上げを完全に打消し再び下値を模索する格好となった。明日以降は3~4月の安値(2万8300~400円)を守れるかがポイントだろう。(ストック・データバンク 編集部)

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.