10万円以下で買える、連続増益&低PBR 25社【東証1部】編 <割安株特集>
少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。
東証1部上場企業では689社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は直近の業績予想で経常利益が2期以上連続で増加を見込み、割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が1倍以下の銘柄に注目してみた。
下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額100億円以上、(3)今期の経常利益が2期以上連続で増加を見込む、(4)実績PBRが0.8倍以下――――を条件に投資妙味が高まる25社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは14日現在)
なお、16日(日)16時に「10万円以下で買える、連続増益&低PBR【2部・新興】編」を配信する予定です。ご期待下さい。
最低投資 ┌経常利益┐ 増益 実績
コード 銘柄 金額 増益率 今期 連続期数 PBR
<3315> 日本コークス 10700 5.4 6800 2 0.61
<6632> JVCケンウ 21900 41.2 6400 2 0.56
<7908> KIMOTO 26700 82.9 960 2 0.70
<7972> イトーキ 36300 1.0 1900 2 0.36
<9535> 広ガス 37300 3.8 3600 3 0.45
<7277> TBK 41100 30.2 1700 2 0.45
<5020> ENEOS 46310 3.9 240000 2 0.64
<8103> 明和産 47500 44.9 2600 2 0.58
<6262> ペガサス 49900 43.9 980 2 0.58
<7955> クリナップ 51500 6.9 2900 3 0.36
<7987> ナカバヤシ 59300 2.5 3100 3 0.59
<8869> 明和地所 64400 3.1 3100 2 0.58
<6489> 前沢工業 65500 26.4 2400 4 0.61
<4275> カーリットH 68800 7.3 1900 2 0.56
<5989> エイチワン 77300 16.9 4000 2 0.32
<7280> ミツバ 78600 60.0 14000 2 0.60
<5185> フコク 78700 144 3500 2 0.43
<5951> ダイニチ工業 80100 7.5 2200 2 0.53
<5932> 三協立山 81700 67.6 2700 2 0.33
<9896> JKHD 81700 1.5 5300 3 0.56
<4662> フォーカス 90100 2.1 1500 5 0.33
<9508> 九州電 91000 25.7 70000 2 0.66
<5909> コロナ 93100 1.3 1300 2 0.37
<3941> レンゴー 94600 1.9 44000 4 0.75
<1824> 前田建 98000 0.7 46000 2 0.68
※単位は最低投資金額が円、経常利益が百万円、増益率が%、PBRが倍。
※通期予想が最終赤字、今期無配の銘柄は除いた。
株探ニュース