今日の為替市場ポイント:欧米株高を意識してドル売り抑制も

通貨
2021年5月17日 8時02分

14日のドル・円は、東京市場では109円66銭から109円34銭まで下落。欧米市場では、109円19銭まで下落した後、109円45銭まで反発し、109円38銭で取引終了。本日17日のドル・円は主に109円台で推移か。米長期金利は低下したが、欧米株高を意識してリスク回避的なドル売りは抑制される可能性がある。

5月18日に日本の2021年1-3月期国内総生産速報値が発表される。市場予想は前期比年率-4.5%程度とマイナス成長となる見込み。設備投資と住宅投資はまずまず順調だったようだが、緊急事態宣言再発令の影響で、対面型サービスなどの民間消費は大幅に減少したとみられる。今回の緊急事態宣言でも経済活動は多くの分野で大幅に制限されており、日本経済は引き続き圧迫されていることから、4-6月期の経済成長もマイナスとなる可能性がある。

今年後半にかけて日本経済は回復すると予想されるが、国際通貨基金(IMF)が4月に公表した2021年の世界経済見通しによると、2021年の日本の経済成長率は3.3%で主要先進国の中で最低となる見込み。ただ、市場関係者の間からは「7-9月期の経済情勢次第では、3%台の成長を確保できなくなる可能性がある」との声も聞かれている。

《FA》

提供:フィスコ

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