【↑】日経平均 大引け| 急反発、見直し買い流入で2万8000円台回復 (5月18日)

市況
2021年5月18日 16時25分

日経平均株価

始値  27931.57

高値  28481.17(14:30)

安値  27931.57(09:00)

大引け 28406.84(前日比 +582.01 、 +2.09% )

売買高  12億3150万株 (東証1部概算)

売買代金  2兆7535億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は前日比582円高と急反発、2万8000円台回復

2.前日のNYダウは54ドル安と小幅安、米長期金利上昇を警戒

3.東京市場は見直し買い流入でハイテク、景気敏感株ともに高い

4.トヨタは今期増益や株式分割など評価し6年2ヵ月ぶり最高値

5.JR東海やJAL、HISなど電鉄、空運、旅行関連株が上昇

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウが前週末比54ドル安と3日ぶりに反落した。インフレ懸念を背景に米長期金利が高止まりするなか、前週末にかけて続伸していた反動でハイテク株を中心に利益を確定する売りが優勢となった。

東京市場では、日経平均株価は急反発。下値に見直し買いが流入し2万8000円台を回復した。

前日の米株式市場では、NYダウが3日ぶりに反落した。米長期金利の上昇が警戒されたが引けにかけ下げ幅を縮小したこともあり、東京市場は値を上げてスタート。下値には見直し買いが流入し、ハイテク株、景気敏感株ともに上昇した。日経平均株価は一時600円を超す上昇となった。この日発表された1~3月期国内総生産(GDP)は前期比年率で5.1%減と予想を下回ったが、市場の反応は限定的だった。

個別銘柄では、ソフトバンクグループ<9984>やファーストリテイリング<9983>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>といった銀行株も買われた。東京エレクトロン<8035>やレーザーテック<6920>、日本電産<6594>などハイテク株が高い。JR東海<9022>や日本航空<9201>、エイチ・アイ・エス<9603>など電鉄や空運、旅行関連株が値を上げた。トヨタ自動車<7203>は今期増益や株式分割などを評価し6年2カ月ぶりに最高値を更新した。

半面、任天堂<7974>やソニーグループ<6758>、NEC<6701>が安く、パナソニック<6752>や楽天グループ<4755>、AGC<5201>、アシックス<7936>が値を下げた。日本ペイントホールディングス<4612>やニトリホールディングス<9843>も軟調だった。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、SBG <9984> 、リクルート <6098> 、KDDI <9433> 、ファナック <6954> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約244円。

日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は日清粉G <2002> 、大和ハウス <1925> 、コムシスHD <1721> 、横河電 <6841> 、塩野義 <4507> 。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約7円。

東証33業種のうち30業種が上昇し、下落は電気・ガス業、その他製品、パルプ・紙の3業種のみ。上昇率の大きかった上位5業種は(1)鉄鋼、(2)保険業、(3)非鉄金属、(4)鉱業、(5)精密機器。一方、上昇率の小さかった5業種は(1)繊維製品、(2)水産・農林業、(3)医薬品、(4)建設業、(5)ガラス土石製品。

■個別材料株

△ITbook <1447> [東証M]

DX化追い風に22年3月期は営業利益2.8倍へ。

△ジーエヌアイ <2160> [東証M]

1~3月期営業85.7%増益で着地。

△エスクリ <2196>

22年3月期営業利益は6億3000万円の黒字転換見込む。

△cotta <3359> [東証M]

40万株を上限とする自社株買いを実施。

△日ダイナミク <4783> [JQ]

前期営業益は上振れ着地で今期予想は2.7倍。

△スカラ <4845>

第3四半期最終利益7.3倍と期末配当予想の2円増額。

△ノーリツ <5943>

21年12月期業績及び配当予想を上方修正。

△リクルート <6098>

22年3月期は営業利益10~50%増を見込む。

△キャリア <6198> [東証M]

上期は営業赤字幅が縮小。

△ティラド <7236>

22年3月期営業益予想4.1倍で2期ぶり復配。

▼日軽金HD <5703>

日本軽金属名古屋工場のJIS認証取り消し。

▼エスケーエレ <6677> [JQ]

為替差損など膨らみ上期最終利益60%減。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)AOITYO <3975> 、(2)ティラド <7236> 、(3)ダントーHD <5337> 、(4)テモナ <3985> 、(5)エアトリ <6191> 、(6)ノーリツ <5943> 、(7)オーケストラ <6533> 、(8)エスクリ <2196> 、(9)ケイアイ不 <3465> 、(10)NCHD <6236>

値下がり率上位10傑は(1)UMCエレ <6615> 、(2)ユニデンHD <6815> 、(3)HUグループ <4544> 、(4)河西工 <7256> 、(5)メガチップス <6875> 、(6)サンヨーH <1420> 、(7)Dmミックス <7354> 、(8)マーケットE <3135> 、(9)日本ペHD <4612> 、(10)ギフティ <4449>

【大引け】

日経平均は前日比582.01円(2.09%)高の2万8406.84円。TOPIXは前日比28.88(1.54%)高の1907.74。出来高は概算で12億3150万株。東証1部の値上がり銘柄数は1817、値下がり銘柄数は322となった。日経ジャスダック平均は3801.44円(21.92円高)。

[2021年5月18日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.