話題株ピックアップ【夕刊】(3):MRT、日伸銅、ヒーハイスト
■MRT <6034> 1,408円 +97 円 (+7.4%) 本日終値
MRT<6034>が大幅続伸。同社は21日、愛知県東海市から新型コロナウイルスワクチン接種における医療人材紹介コンサルティング業務を受注したと発表しており、更なるニーズが期待されたようだ。この業務は、同社グループが持つ全国の医療人材のネットワークを活用して、新型コロナワクチン接種に必要な医療人材の確保を支援するもの。なお、今月10日には東京都練馬区から同業務を受託したことを明らかにしている。
■日本伸銅 <5753> 1,471円 +99 円 (+7.2%) 本日終値
日本伸銅<5753>が大幅続伸。同社は21日取引終了後に、15万株(自己株式を除く発行済み株式総数の6.38%)、2億5000万円を上限とする自社株取得枠を設定したと発表しており、需給改善などが期待されたようだ。株主還元及び資本効率の向上と経営環境に応じた機動的な資本政策を遂行することを目的としており、取得期間はきょうから22年5月23日までとなっている。
■ヒーハイスト <6433> 558円 +30 円 (+5.7%) 本日終値
ヒーハイスト<6433>が大幅高で5日続伸。23日に開催されたF1第5戦モナコ・グランプリ(GP)で、ホンダ<7267>がエンジンを供給するレッドブル・レーシング・ホンダのマックス・フェルスタッペン選手が優勝したことを受け、レーシングカー駆動部品の製作を行い、ホンダとの関係が深い同社に思惑的な買いが入ったようだ。なお、ホンダのエンジン搭載車がモナコGPで優勝したのは、1992年のマクラーレン・ホンダのアイルトン・セナ以来29年ぶりとなる。
■日本一ソフトウェア <3851> 1,200円 +64 円 (+5.6%) 本日終値
日本一ソフトウェア<3851>が7連騰。前週末21日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好材料視された。上限を5万株(発行済み株数の0.98%)、または1億円としており、取得期間は5月24日から8月23日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するために取得するという。
■マルマエ <6264> 1,689円 +44 円 (+2.7%) 本日終値
マルマエ<6264>は3日続伸。21日の取引終了後に発表した4月度の月次受注残高が、前年同月比59.1%増の15億1200万円となったことが好感された。半導体分野は、前月に続き検収が過去最高水準で推移するなか、新規顧客からの受注が本格化するなど更に好調なことから同58.9%増の9億9100万円となった。また、FPD分野も受注検収ともに順調に推移し同59.0%増の5億1200万円だった。
■ソフトマックス <3671> 1,288円 +23 円 (+1.8%) 本日終値
ソフトマックス<3671>が続伸。同社は総合医療情報システムの開発会社で、病院向けウェブ型電子カルテや会計システムを主力とする。政府の後押しによる医療DX推進の動きを捉えているほか、非接触型の電子カルテが新型コロナウイルス対策でも優位性を発揮している。10日に発表した21年12月期第1四半期決算では、営業利益が前年同期比2.6倍の2億9000万円となり上期計画を超過した。この決算発表を受けて同社株は急動意、一気に1300円台まで駆け上がり戻り高値を形成した。その後は調整を挟み買い直される展開で、きょうもその流れが続いているようだ。
■イワキ <8095> 700円 +12 円 (+1.7%) 本日終値
イワキ<8095>が3日続伸。21日の取引終了後、ペプチド化粧品開発プロジェクトを立ち上げると発表しており、これが好感された。ペプチド合成技術を保有するJITSUBOがグループ入りしたことを起点として、「日本国内の技術・天然成分を取り入れた化粧品」や「誰もが安心して使える肌にやさしい化粧品」「イノベーションによる環境にやさしく効果のある化粧品」などの事業化に取り組むとしている。
■SPK <7466> 1,355円 +21 円 (+1.6%) 本日終値
SPK<7466>が4日ぶりに反発。前週末21日の取引終了後、24年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表しており、最終年度に売上高550億円(21年3月期419億200万円)、営業利益25億円(同20億4400万円)を目指すとしたことが好材料視された。
■ネットマーケティング <6175> 417円 -100 円 (-19.3%) ストップ安 本日終値 東証1部 下落率トップ
ネットマーケティング<6175>はストップ安に売られた。前週末21日の取引終了後、恋活・婚活マッチングアプリ「Omiai」を管理するサーバーに対して外部から不正アクセスを受け、会員情報の一部が流出した可能性が高いことが判明したと発表しており、これを嫌気した売りが出たようだ。同社によると、4月28日に会員情報を管理するサーバーに意図されていない挙動が観測されたことから、直ちに社内点検を行ったところ不正アクセスの痕跡を発見したといい、緊急処置として特定可能な不正アクセス者のIPアドレスの遮断やネットワーク制限の強化などを行ったとしている。その後、不正送信の可能性がある通信ログを解析した結果、一部会員(既に退会した旧会員も含む)の年齢確認書類の画像データが4月20日から同月26日の間、数回にわたって外部に流出した可能性が高いことが判明したという。
■PCIホールディングス <3918> 1,275円 -170 円 (-11.8%) 本日終値 東証1部 下落率2位
21日に発表した「公募増資と売り出しを実施」が売り材料。
157万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う上限23万株の第三者割当増資を実施する。発行価格は5月31日から6月2日までのいずれかの日に決定。
●ストップ高銘柄
不二硝子 <5212> 2,071円 +400 円 (+23.9%) ストップ高 本日終値
など、3銘柄
●ストップ安銘柄
など、1銘柄
株探ニュース