荏原が続伸、国内大手証券は「2」へ引き上げ
荏原<6361>が続伸。大和証券は24日、同社株の投資判断を「3(中立)」から「2(アウトパフォーム)」へ引き上げた。目標株価は4000円から6000円に見直した。「企業体質の変化により収益力が安定化してきた」ことを評価している。同証券では半導体向け精密・電子部門の伸長は織り込んでいたが、(1)ポンプやコンプレッサー事業の収益性に対する不安(2)オイル&ガス産業の不透明な需要、などを懸念していた。いずれも懸念は払拭されていないが、標準ポンプは品種削減や生産自動化で採算改善が進展しているほか、コンプレッサー需要は足もとがボトムなどとみている。半導体投資は当面活況が予想され、環境プラント事業も国内市場に特化したことでキャッシュカウ化するなど、総じてベクトルは上向きにあると評価している。