<マ-ケット日報> 2021年5月25日

市況
2021年5月25日 16時27分

25日の市場は日経平均が4日続伸。終値は前日比189円高の2万8553円だった。前日の米国株がハイテク株中心に買われたことで、日本も同種の業種を中心に買い先行の展開に。暗号資産の下げ止まりも全体的に安心感をもたらした。米国が日本の新型コロナの感染状況から渡航中止を勧告したが、もともと渡航者が少ない上に五輪開催も危ぶまれていたため相場への影響は限られた。一方、緊急事態宣言延長の話しが出ており、実需(出来高)の回復はほとんど見られなかった。

昨日の米国市場は暗号資産ビットコインの反発を受けてダウ平均が3日続伸した。前日に大きく下げていたビットコン相場が大幅上昇。直前安値から2割以上の反発を見せたことで目先の底打ち感が強まってきた。また、この日は米長期金利が低下したことで主力ハイテク株にも買いが入った。ナスダック指数の上昇率はダウ平均の3倍となり米株全般に安定感が戻ってきている。新型コロナのワクチン接種も進んでおり金利さえ落ち着けば安定上昇基調を維持できよう。

さて、東京市場は本日も米株高に助けられて日経平均が続伸。出来高、値上がり銘柄数の少なさから買い戻しの域を出る様子ではないが、インフレ懸念、ビットコイン波乱などのマイナス要因は徐々にこなしつつある。チャート上では25日移動平均線(2万8756円)が目先の抵抗線と意識され上値余地が目先乏しい状態。まだしばらくは米国株頼みという図式が続きそうである。(ストック・データバンク 編集部)

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