リクルートが大幅高で3か月ぶり上場来高値、機関投資家とみられる実需買い加速
リクルートホールディングス<6098>の上げ足鮮烈、一時199円高の5714円まで値を飛ばし3カ月ぶりに上場来高値更新となった。株価はきょうで7日続伸となっているが、そのすべてが陽線形成となっており、機関投資家とみられる実需買いの流入を物語っている。
コロナ禍にあっても総合人材サービス企業として人材に関連する幅広い分野で実力を発揮、とりわけ求人情報検索エンジン「Indeed」が好調で収益の牽引役を担っている。22年3月期は営業利益段階で1800~2450億円のレンジ予想を出しており、下限の1800億円でも2ケタ増益を確保、中央値の2125億円で前期実績と比較した場合は30%強の増益見通しとなる。また、きょうの大幅高について市場では「25日付の日本経済新聞が、同社と三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が共同で、小売店のスマートフォン会員アプリに決済機能を追加するサービスを開始すると報じたが、メガバンクとの新境地開拓で業容拡大効果が期待され、その第1弾が『無印良品』と伝えられたことで結構なインパクトがあった」(準大手証券ストラテジスト)としている。