本日注目すべき【好決算】銘柄 日本アビオ、リソー教育、タチエス (26日大引け後 発表分)

26日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

日本アビオ <6946> [東証２]　　★今期経常は16％増益へ

◆21年3月期の連結経常利益は前の期比52倍の12.8億円に急拡大して着地。続く22年3月期も前期比16.4％増の15億円に伸びる見通しとなった。前期は5G関連向け接合機器や新型コロナウイルス感染症対策として赤外線サーモグラフィーカメラの旺盛な需要を取り込んだ。今期は電子機器の堅調な需要が継続するほか、情報システム部門では組織機構改革による収益力強化を見込む。

六甲バタ <2266> 　　★上期最終を3.7倍上方修正・4期ぶり最高益更新へ

◆21年12月期上期(1-6月)の最終利益(非連結)を従来予想の5.4億円→20.2億円に3.7倍上方修正。増益率が56.5％増→5.9倍に拡大し、4期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなった。兵庫県明石市に保有する土地の売却に伴い、売却益14.8億円が発生することが最終利益を押し上げる。

リソー教育 <4714> 　　★未定だった今期配当は2.5円増配

◆従来未定としていた22年2月期の上期配当を見送り、下期配当は12円実施する方針とした。年間配当は前期比2.5円の増配となる。今期最終利益は前期比3.1倍の17億円とV字回復を見込む。

タチエス <7239> 　　★非開示だった今期経常は18億円の黒字に浮上、57.1円増配へ

◆非開示だった22年3月期の連結経常損益は18億円の黒字(前期は72.7億円の赤字)に浮上する見通しとなった。自動車業界で半導体供給不足などのリスク要因があるものの、コロナ禍の影響で落ち込んだ前期からの回復を見込む。

併せて、従来未定としていた今期の年間配当は63.6円(前期は6.5円)を実施する方針とした。配当利回りは5.46％となった。

株探ニュース