東京株式(前引け)=反落、目先利益確定の売り優勢に
27日前引けの日経平均株価は前営業日比193円16銭安の2万8449円03銭と反落。前場の東証1部の売買高概算は5億2493万株、売買代金概算は1兆1534億8000万円。値上がり銘柄数は793、対して値下がり銘柄数は1237、変わらずは149銘柄だった。
きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株指数が冴えない動きとなったことを受け、主力株を中心に目先利益確定の売りに押される展開となり、日経平均は下値を試す展開となった。日経平均は前日まで5日続伸していたことで売りが出やすかった。大引けのMSCIの指数見直しに伴う売り需要も意識され買いが手控えられた。ただ、日経平均は一時300円近い下げをみせる場面もあったが、売り一巡後は下げ渋った。値下がり銘柄数は1240弱で東証1部全体の57%にとどまっている。
個別ではソフトバンクグループ<9984>が軟調、ファーストリテイリング<9983>も値を下げた。任天堂<7974>が売りに押され、日本電産<6594>も冴えない。富士通<6702>、リクルートホールディングス<6098>なども安い。ホクシン<7897>が大幅安、サニックス<4651>の下げも目立つ。半面、トヨタ自動車<7203>が底堅く、キーエンス<6861>もしっかり。日本航空<9201> 、ANAホールディングス<9202>が買われ、サイバーエージェント<4751>も上昇した。タチエス<7239>、ミツバ<7280>は大幅高。