外為サマリー:1ドル109円90銭台で推移、米景気回復期待のドル買い優勢
28日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=109円92銭前後と前日の午後5時時点に比べ80銭強のドル高・円安となっている。
27日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=109円81銭前後と前日に比べ60銭強のドル高・円安で取引を終えた。「バイデン米大統領が2022会計年度(21年10月~22年9月)の予算教書で、6兆ドルの歳出を求める計画」との一部報道を受け、米財政支出拡大による米金利上昇観測が台頭した。
前日に発表された米新規失業保険申請件数(前週分)が、新型コロナウイルス禍が始まって以降の最低水準を更新したことで米景気回復期待が高まりやすく、東京市場に移ってからもドル買い・円売りが優勢。きょうは週末の実質ゴトー日(5のつく日と10のつく日)で国内輸入企業のドル買い・円売りが意識されやすいこともあり、午前9時50分頃にはニューヨーク市場の高値(109円92銭)を上回る109円95銭をつける場面があった。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.2184ドル前後と前日の午後5時時点に比べ0.0020ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=133円93銭前後と同80銭弱のユーロ高・円安で推移している。