モリテックが急騰、EV充電器関連としてストップ高寸前に買われる
モリテック スチール<5986>が急騰、一時ストップ高にあと4円に迫る76円高の520円まで買われる人気となった。売買高も急増し、午前11時現在で300万株を超える商いをこなしている。自動車向け板金加工の大手だが、独自の技術力を生かし業界初となる「無接点方式」のケーブル巻取り型充電スタンドを手掛けていることで電気自動車(EV)関連の一角として思惑人気を集めやすい。前日に産経新聞が「EV普及に向け、政府が2030年までに急速充電器を国内で3万基設置する目標を掲げることが27日、分かった」と報じており、これが同社の株価を強く刺激する格好となった。世界的なEVシフトの動きが加速するなか、菅政権も新たな成長戦略の骨子として脱ガソリン車のインフラ整備に積極姿勢をみせており、株式市場でも関連株は動意含みとなる銘柄が増えている。