話題株ピックアップ【昼刊】:KeePer、三菱ケミHD、ソフトバンクG

注目
2021年5月28日 11時42分

■KeePer技研 <6036>  2,340円  +152 円 (+7.0%)  11:30現在

KeePer技研<6036>が反発している。27日の取引終了後、上限を100万株(発行済み株数の3.54%)、または21億8800万円とする自社株を28日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表しており、これが好材料視されている。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることが目的という。なお、取得結果はまだ発表されていない。

■BEENOS <3328>  3,590円  +135 円 (+3.9%)  11:30現在

BEENOS<3328>は大幅続伸し年初来高値を更新している。27日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好感されている。上限を16万株(発行済み株数の1.23%)、または8億円としており、取得期間は5月28日から6月30日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するためという。

■日経レバ <1570>  16,110円  +600 円 (+3.9%)  11:30現在

NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が大きく切り返しに転じている。500円を超える上昇をみせ、取引時間中としては今月11日以来13営業日ぶりの1万6000円台回復となった。日経平均に連動するETFで変動率が基本的に2倍に設定されている。きょうは、想定以上に日経平均の振れ幅が大きくなったことで、個人投資家を中心とした短期資金の参戦が活発。売買代金は東証1部上場企業で断トツとなっているソフトバンクグループ<9984>を更に大きく上回る水準をこなしている。

■三菱ケミHD <4188>  894.8円  +29.2 円 (+3.4%)  11:30現在

三菱ケミカルホールディングス<4188>が4日ぶりに反発している。きょう付けの化学工業日報で、「高精細の液晶ディスプレイ向けに新たなカラーレジストを投入する」と報じられており、これが好材料視されている。記事によると、既に一部のユーザーに採用されており、今期は大幅な増販を見込むとあり、業績への貢献が期待されている。

■ソフトバンクグループ <9984>  8,298円  +206 円 (+2.6%)  11:30現在

ソフトバンクグループ<9984>が3日ぶり反発。前日のMSCIの指数見直しに伴う売り圧力などが嫌気される形で、5月上旬を境に急激に株価水準を切り下げてきたが、前日は終値ベースで8000円トビ台まで下落し、わずか2週間あまりで株価は約2000円も安くなっていた。きょうはMSCI絡みの株式需給面からのビッグイベントが通過したことで、リバウンド期待の買いが入っている。ただ、戻り足は鈍い。8300円近辺では売り物が厚く、現時点では日経平均の先物主導の急速な戻りに連動しない動きとなっている。

■アダストリア <2685>  1,936円  +45 円 (+2.4%)  11:30現在

アダストリア<2685>が続伸している。午前10時ごろ、電動キックボードなどの「電動マイクロモビリティー」を取り扱うシェアリングサービス「LUUP(ループ)」を展開するLuup(東京都渋谷区)と資本提携したと発表しており、これが好感されている。今回の提携により、顧客のアダストリア各店舗での滞在時間に加え、その前後に必ず発生する移動時間までをも視野に入れたさまざまな施策を検討し、今までにない顧客体験や新たなライフスタイル提案を積極的に進めるとしている。第1歩として、LUUP利用者の最も多い渋谷エリアに位置するniko and...TOKYOで、両社の協業開始を記念した特別キャンペーンを今夏実施する予定だ。

■アインホールディングス <9627>  6,750円  +130 円 (+2.0%)  11:30現在

アインホールディングス<9627>が5日ぶりに反発している。27日の取引終了後、集計中の21年4月期連結業績について、営業利益が92億円から109億円(前の期比32.2%減)へ、純利益が50億円から66億円(同28.1%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好材料視されている。売上高は3000億円の従来予想に対して2973億円(同1.6%増)とやや下振れて着地したものの、主力のファーマシー事業で店舗運営の効率化などにより売上総利益が確保できたことや、業務改革の成果として販管費が計画を下回ったことなどが要因としている。

■トヨタ自動車 <7203>  9,130円  +150 円 (+1.7%)  11:30現在

トヨタ自動車<7203>が6連騰と戻り足を加速させているほか、ホンダ<7267>、日産自動車<7201>、SUBARU<7270>など自動車株が軒並み買われる展開にある。米長期金利が再び上昇基調にあるなか、ドル・円相場ではドル買いの動きが顕著となり、足もとでは1ドル=109円90銭台まで円安が進み、4月初旬以来の1ドル=110円ラインも見えてきた。輸出セクターのなかでも特に為替感応度の高い自動車株は、輸出採算改善の思惑を背景に株高が後押しされやすい環境にある。

■三菱UFJ <8306>  627.9円  +8.5 円 (+1.4%)  11:30現在

三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>が3日ぶり反発、第一生命ホールディングス<8750>は4日ぶり反発に転じるなど大手金融株が買い優勢の展開となっている。前日の米国株市場では米10年債利回りの上昇を背景にゴールドマン・サックス、JPモルガンなど金融セクターに買いが流入した。米10年債利回りはここにきて再び水準を切り上げる展開で、前日はフシ目の1.6%台を終値で回復した。東京市場でも米国事業を手掛けるメガバンクや大手生保株に運用環境の改善を期待した買いが入っている。

■富士石油 <5017>  284円  +65 円 (+29.7%) 一時ストップ高   11:30現在  東証1部 上昇率トップ

富士石油<5017>が急動意。旧村上ファンド系の投資会社として知られるシティインデックスイレブンスが、同社株の5.03%を保有したことが27日付で財務省に提出された大量保有報告書によって明らかとなり、これが株価を強く刺激する格好となっている。石油元売りの中堅だが、PBRが0.3倍台と会社解散価値の約3分の1の水準に放置されている。なお、シティインデックスイレブンスの保有目的は純投資及び重要提案行為などを行うためとし、経営への関与を示唆している。

■ANAP <3189>  422円  +80 円 (+23.4%) ストップ高買い気配   11:30現在

ANAP<3189>がストップ高カイ気配。同社は27日、ZOZO<3092>が運営するZOZOTOWNの中国版「ZOZO」で、商品の販売を開始したと発表。業績への寄与などが期待されているようだ。「ZOZO」は、商品の販売に限らず、日本のファッション文化も発信するファッションメディアECサイト。越境ECに関する一連の法律や政策などに定められた条件をZOZOグループがクリアすることで、出店ショップの負担となる参入障壁を解消している。

■フィル・カンパニー <3267>  3,180円  +503 円 (+18.8%) ストップ高買い気配   11:30現在  東証1部 上昇率3位

フィル・カンパニー<3267>がストップ高カイ気配。27日の取引終了後、21年11月期の連結業績予想について、売上高を45億円から50億円(前期比25.9%増)へ、営業利益を2億円から5億2000万円(同4.0倍)へ、純利益を5000万円から2億4000万円(同12.6倍)へ上方修正したことが好感されている。同日付で販売用不動産の一つの売却契約の締結完了と同物件の販売額が空中店舗フィル・パーク事業における「開発販売スキーム」として過去最高販売額を更新することになったと発表しており、販売額が想定を上回ったことが要因としている。

■レシップHD <7213>  651円  +94 円 (+16.9%)  11:30現在  東証1部 上昇率4位

レシップホールディングス<7213>が急騰。きょう付けの日本経済新聞朝刊で「米国の交通会社から、バスの運賃箱を含めた運賃の収受システムを受注した」と報じられており、これが好材料視されている。記事によると、運賃箱のデータを通じて、どの路線や停留所から運賃が支払われたかをクラウド上で管理できるシステムを納入するという。受注額は数億円とあり、業績への貢献が期待されている。

■テラ <2191>  242円  +25 円 (+11.5%)  11:30現在

テラ<2191>が急騰。27日の取引終了後、国際的なバイオテクノロジー企業でオーストラリアのBeroni Groupと業務提携に向けた覚書を締結したと発表しており、これが好感されている。両社は今回の連携により、主に日本や中国を念頭に、テラの樹状細胞ワクチン療法を中心としたがん免疫細胞療法を中国において開発するため、また、Beroni社のγδT細胞療法を日本で開発するため、日中両国で両社が有する研究開発体制の相乗効果を目指すという。なお、21年12月期業績への影響は軽微としている。

■モリテック スチール <5986>  495円  +51 円 (+11.5%)  11:30現在  東証1部 上昇率6位

モリテック スチール<5986>が急騰。売買高も急増し、午前11時現在で300万株を超える商いをこなしている。自動車向け板金加工の大手だが、独自の技術力を生かし業界初となる「無接点方式」のケーブル巻取り型充電スタンドを手掛けていることで電気自動車(EV)関連の一角として思惑人気を集めやすい。前日に産経新聞が「EV普及に向け、政府が2030年までに急速充電器を国内で3万基設置する目標を掲げることが27日、分かった」と報じており、これが同社の株価を強く刺激する格好となった。世界的なEVシフトの動きが加速するなか、菅政権も新たな成長戦略の骨子として脱ガソリン車のインフラ整備に積極姿勢をみせており、株式市場でも関連株は動意含みとなる銘柄が増えている。

●ストップ高銘柄

EPSホールディングス <4282>  1,628円  +300 円 (+22.6%) ストップ高買い気配   11:30現在

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

WT天然ガス <1689>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   11:30現在

以上、1銘柄

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