アルチザが急反落、21年7月期業績及び配当予想を上方修正も第4四半期伸び悩み
アルチザネットワークス<6778>が急反落している。3日の取引終了後、21年7月期の連結業績予想について、売上高を39億円から40億2400万円(前期比24.5%増)へ、営業利益を7億8000万円から7億8900万円(同79.9%増)へ、純利益を5億3000万円から5億3800万円(同22.5%増)へ上方修正し、あわせて従来12円を予定していた期末一括配当を17円に引き上げると発表したが、第4四半期(5~7月)に営業利益の伸び悩みを予想していることが嫌気されているようだ。
第3四半期累計(20年8月~21年4月)決算時点で、主力のモバイルネットワークソリューションで、国内市場における5G向け製品の販売が好調に推移していることが要因という。ただ、第4四半期(5~7月)に、来期に販売を予定する5G向け新製品の開発が本格化し、研究開発費が増加することから、営業利益は決算と同水準になる見通しだ。
なお、第3四半期累計決算は、売上高33億4400万円(前年同期比48.3%増)、営業利益7億8900万円(同2.5倍)、純利益5億7500万円(同2.6倍)だった。