話題株ピックアップ【夕刊】(3):ナノキャリア、アクセスHD、リンクユー

注目
2021年6月4日 15時20分

■ナノキャリア <4571>  308円  +18 円 (+6.2%)  本日終値

ナノキャリア<4571>が大幅高。きょう午前、遺伝子治療製品「VB-111」の国内独占開発権および販売権に関してライセンス契約を締結しているイスラエルのVBLセラピューティクス社が、同製品の承認申請が1年早まる可能性を明らかにしたと発表しており、これが好感されたようだ。同社では、同製品の国際共同第3相臨床試験の主要評価項目として今回、無増悪生存期間が追加されたことで、結果取得の時期が早まるなど、成功の可能性が高まることが期待されるという。また、同試験が順調に進捗し、国内においても製造販売承認申請にスムーズに移行できるよう、国内規制当局とも協議しながら引き続き準備を進めていくとしている。なお、同件による22年3月期業績への影響はないとしている。

■アクセスHD <7042>  1,616円  +79 円 (+5.1%)  本日終値

アクセスグループ・ホールディングス<7042>が4連騰し連日の年初来高値更新となった。3日の取引終了後、教育機関支援事業を展開する子会社アクセスネクステージが、京阪神私立大学入試広報懇談会が主催し京都、大阪、神戸の3会場で開催される「第43回私立大学展私立大学進学説明会」の運営業務を継続受託したと発表しており、これが好感された。同説明会は京都、滋賀、大阪、奈良、和歌山、兵庫の2府4県の私立大学57校が加盟する「京阪神私立大学入試広報懇談会」が主催する近畿圏最大規模の大学進学説明会。アクセスネクステージは14年連続で運営業務を受託し、事務局業務及び会場運営全般を担当するという。

■Link-U <4446>  1,142円  +39 円 (+3.5%)  本日終値

Link-U<4446>は大幅高で3日ぶりに反発。3日の取引終了後、日本や韓国、中国などアジアのマンガコンテンツを、英語やスペイン語、ポルトガル語といったさまざまな言語に翻訳及びローカライズする事業を手掛ける米コミキー・メディア(オレゴン州)社と資本・業務提携すると発表しており、これが好感された。今回の提携により、両社の強みを合わせた新事業として、日本マンガを含むアジアコンテンツの世界配信プラットフォームサービス「Comikey」を立ち上げ、出版社から預かった作品を翻訳及びローカライズして全世界に向けて配信するという。また、資本面ではコミキー・メディア社の第三者割当増資を引き受けることで約1億円を出資し、議決権所有割合50%を有する持ち分法適用関連会社にする。なお、同件による21年7月期業績への影響は軽微としている。

■サンオータス <7623>  448円  +12 円 (+2.8%)  本日終値

サンオータス<7623>が大幅続伸。きょう付けの日本経済新聞電子版で、「電動キックスケーターが『地域の足』として注目を集めている」と報じられており、なかで、同社が観音崎京急ホテル(神奈川県横須賀市)など京浜急行電鉄<9006>グループと共同で4月に開始した電動キックスケーターのシェアリングサービスが紹介されており、これが好材料視されたようだ。

■エーアイ <4388>  1,725円  +43 円 (+2.6%)  本日終値

エーアイ<4388>が反発。3日の取引終了後、音声合成エンジンAITalk5による新サービス「AITalk5 声の職人クラウド版」及び「AITalk5 Web読み職人」を11日から提供開始すると発表しており、これが好感されたようだ。「AITalk5 声の職人クラウド版」は、ウェブブラウザ上でテキストを入力するだけで簡単に音声ファイルが作成できるサービスで、動画ナレーションや電話ガイダンス音声、製品・サービスのガイダンス音声での利用が想定されている。「AITalk5 Web読み職人」は、ウェブサイトにタグを埋め込むことで音声読み上げ機能付きのページを実現するもので、これまで提供してきた「AITalk Web読み職人」は自治体を中心に導入が進んでいる。

■Jテック・C <3446>  3,115円  +65 円 (+2.1%)  本日終値

ジェイテックコーポレーション<3446>は続伸。3日の取引終了後、米国シカゴのアルゴンヌ国立研究所にある世界有数の大型放射光施設APSから、第4世代へのアップグレードに伴う新設ビームラインの各種超高精度ミラーを一括で受注したと発表しており、これが好感された。受注金額は約2億円で、18年6月に発表した米スタンフォード大学内にある、SLAC国立加速器研究所のX線自由電子レーザー施設LCLSからの一括受注に次ぐ規模となる。なお、22年6月期に売り上げ計上を見込む。また、LCLSからの追加受注が増加しているほか、APS以外の他の施設においても順次アップグレードを控えている状況としている。

■エル・ティー・エス <6560>  3,435円  +40 円 (+1.2%)  本日終値

エル・ティー・エス<6560>が4日ぶりに反発。3日の取引終了後、上限を5万株(発行済み株数の1.21%)、または1億6975万円とする自社株を、4日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表したことが好材料視された。

■大戸屋ホールディングス <2705>  2,783円  +18 円 (+0.7%)  本日終値

大戸屋ホールディングス<2705>が続伸。3日の取引終了後に発表した5月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比23.4%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客単価は同1.0%減となったものの、緊急事態宣言の影響で前年に落ち込んだ客数が同24.7%増となったことが寄与した。

■ロングライフ <4355>  373円  +2 円 (+0.5%)  本日終値

ロングライフホールディング<4355>が3日ぶりに反発。同社は3日、サプリメントなどを取り扱う通販サイトを開設したと発表しており、業績への寄与などが期待されているようだ。この通販サイトでは、抗老化作用があるといわれている物質「NMN」をサプリメントにした「ロングライフNMN」などを販売。NMNはビタミンに似た物質で、本来は体内で自然に作られるが加齢に伴い体内での生産量が減ると、これが原因で老化が進むと考えられており、「ロングライフNMN」はNMNを脂質で特殊コーティングする加工を施し、浸透性が高いのが特徴だという。

■幸楽苑ホールディングス <7554>  1,644円  +8 円 (+0.5%)  本日終値

幸楽苑ホールディングス<7554>がしっかり。3日の取引終了後に発表した5月度売上高速報で、国内直営既存店売上高が前年同月比17.4%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。緊急事態宣言の発令下で大幅減収となった前年の反動があったほか、継続的なテイクアウトの販売伸長なども寄与した。

●ストップ高銘柄

フリージア・マクロス <6343>  177円  +50 円 (+39.4%) ストップ高   本日終値

山大 <7426>  1,053円  +150 円 (+16.6%) ストップ高   本日終値

など、3銘柄

●ストップ安銘柄

WT天然ガス <1689>  1円  -1 円 (-50.0%) ストップ安   本日終値

以上、1銘柄

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