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英ポンド週間見通し:下げ渋りか、国内経済正常化への期待残る

通貨
2021年6月5日 14時36分

■弱含み、早期利上げ観測は後退

今週のポンド・円は、弱含み。都市封鎖(ロックダウン)措置の全面解除時期は延期される可能性があることや、英中央銀行による早期利上げ観測は後退したことから、ポンド売り・円買いが優勢となった。しかしながら、週末前に米長期金利が低下したことから、ポンド売り・円買いは一服した。取引レンジ:154円84銭-155円94銭。

■下げ渋りか、国内経済正常化への期待残る

来週のポンド・円は下げ渋りか。新型コロナウイルスのワクチン接種が進むなか、4月の国内総生産、4月鉱工業生産などの主要経済指標が堅調な内容なら、国内経済の早期正常化観測からポンド買いに振れやすい展開に。ただ、新型コロナウイルスの感染流行が終息に向かう確証を得ていないことから、新規感染者数が増加した場合、ポンド買いは縮小する可能性がある。

○発表予定の英国主要経済指標・注目イベント

・11日:4月期国内総生産

・11日:4月鉱工業生産(3月:前月比+1.8%)

予想レンジ:154円00銭-156円00銭

《FA》

提供:フィスコ

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