本日注目すべき【好決算】銘柄 巴工業、ファーマF、ポールHD (4日大引け後 発表分)
4日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
巴工業 <6309> ★今期経常を一転4%増益に上方修正
◆21年10月期の連結経常利益を従来予想の20.8億円→23.8億円(前期は22.9億円)に14.4%上方修正し、一転して3.7%増益見通しとなった。化学工業製品販売事業で前期に大きな打撃を与えた新型コロナウイルス感染拡大の影響が薄れ、自動車業界の急回復を背景に収益が想定以上に伸びることが要因。
モロゾフ <2217> ★2-4月期(1Q)経常は2.7倍増益・上期計画を超過
◆22年1月期第1四半期(2-4月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.7倍の6.3億円に急拡大して着地。1月の緊急事態宣言再発出でバレンタイン商戦は苦戦したものの、焼き菓子や洋生菓子の販売が回復した。売上状況に応じた生産コントロールや人件費の削減なども利益拡大に大きく貢献した。
上期計画の2.9億円をすでに2.2倍も上回っており、業績上振れが期待される。
ファーマF <2929> ★8-4月期(3Q累計)経常は黒字浮上・通期計画を超過
◆21年7月期第3四半期累計(20年8月-21年4月)の連結経常損益は27.1億円の黒字(前年同期は2.2億円の赤字)に浮上して着地。通信販売事業が収益を牽引した。高水準の広告宣伝を実施した「ニューモ育毛剤」の顧客獲得が進んだほか、化粧品の販売も好調だった。
通期計画の21.4億円をすでに26.4%も上回っており、業績上振れが期待される。
ティーライフ <3172> ★8-4月期(3Q累計)経常は95%増益・通期計画を超過
◆21年7月期第3四半期累計(20年8月-21年4月)の連結経常利益は前年同期比95.1%増の7億1400万円に拡大して着地。巣ごもり需要を背景に、ECモールやテレビショッピングで健康・美容関連商品などの販売が伸びたことが寄与。プロパティ事業の伸長に加え、広告宣伝費を抑制したことも大幅増益につながった。
通期計画の7億0900万円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。
ポールHD <3657> ★2-4月期(1Q)経常は32%増益で着地
◆22年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比31.6%増の8.5億円に拡大して着地。海外顧客向けのデバッグ・検証案件やカスタマーサポートなどが増加したことが寄与。GIGAスクールに関連するタブレット端末のキッティングやICT設計業務の受注も収益を押し上げた。
ユークス <4334> [JQ] ★2-4月期(1Q)経常は黒字浮上で着地
◆22年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常損益は2.2億円の黒字(前年同期は2.2億円の赤字)に浮上して着地。プロレスゲームの受託開発やパチンコ・パチスロ分野の画像開発が順調に進捗するなか、円安進行で為替差損益が好転したことが利益を押し上げた。
エイケン工業 <7265> [JQ] ★上期経常は2.3倍増益で上振れ着地
◆21年10月期上期(20年11月-21年4月)の経常利益(非連結)は前年同期比2.3倍の3億5100万円に急拡大し、従来予想の2億3700万円を上回って着地。国内やアジア向けに補修用自動車フィルターの販売が大きく伸びたことが寄与。売上拡大に伴う生産効率の向上で採算が改善したことも上振れに貢献した。
通期計画の4億4200万円に対する進捗率は79.4%に達しており、業績上振れが期待される。
株探ニュース