学情 ---2Q減収なるも引き合いは前年同期を上回り、3Q以降業績向上の見込み

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2021年6月8日 18時21分

学情 <2301>は7日、2021年10月期第2四半期(20年11月-21年4月)決算を発表した。売上高が前年同期比12.1%減の22.07億円、営業利益が同45.7%減の1.38億円、経常利益が同18.6%減の2.67億円、四半期純利益が同14.6%減の1.79億円となった。

主たる事業である就職情報事業の売上高は前年同期比12.7%減の20.63億円となった。「就職博」の売上高は同37.8%減の5.31億円となった。緊急事態宣言の発出による影響から、一部の企業はWebでの合同企業説明会等への変更や緊急事態宣言解除をにらんだ参加時期の変更などが影響した。一方、新卒学生向け就職サイト「あさがくナビ」に関しては、「ダイレクトリクルーティングサイト」としての機能が評価されており、売上高は同5.7%増の3.61億円となった。20代向け転職サイトNO.1の「Re就活」に関しては、若手社会人経験者のヤングキャリア層に対する採用ニーズは底堅く、緊急事態宣言の発出による影響によって制限されていた採用活動も既に回復基調にあるものの、売上高は同16.3%減の4.44億円となった。「公的分野商品」に関しては、景気後退局面の厳しい求職環境時に雇用対策事業で雇用を支える事業を受託実行してきた実績が評価され、新たな雇用対策事業などの受託が好調に推移し、売上高は同69.2%増の3.09億円となった。

なお、当第2四半期累計期間における業績予想と実績の差異が生じたが、足元の引き合いは前年同時期を上回っており、第3四半期以降は業績向上が予測される。また2020年より投入した動画関連商品群について好評となっている。職場体感型採用動画の「JobTube」をはじめとして、導入しやすい価格設定の「JobTube Lite」、紙媒体とのハイブリッド型の「JobTubeパンフレット」など、今後も新商品を加えながら、採用のDX化に必要なビジネスモデルの構築を推進していくとしている。

2021年10月期通期の業績予想については、売上高が前期比13.6%増の65.00億円、営業利益が同32.1%増の15.70億円、経常利益が同21.7%増の16.70億円、当期純利益が同21.8%増の11.30億円とする期初計画を据え置いている。

《ST》

提供:フィスコ

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