NY株式:NYダウ30ドル安、ハイテク株が下支え

市況
2021年6月9日 7時00分

米国株式市場はまちまち。ダウ平均は30.42ドル安の34599.82ドル、ナスダックは43.19ポイント高の13924.91で取引を終了した。5月消費者物価指数(CPI)の発表を控え、様子見姿勢が強い中、方向感の欠く一日となった。ダウは高値を警戒する売りに押されたほか、長期金利の低下が金融株の重石に。午後に入り、プラスに転じる場面もあったが、前日の終値近辺でもみ合い、結局小幅に下落した。一方、ハイテク株にとっては長期金利の低下は追い風となり、ナスダックはおおむねプラス圏での推移。ハイテク株が相場を下支えした。セクター別では、小売りやエネルギーが買われた一方、家庭・パーソナル用品が売られた。

衣料品とファッション雑貨のネット通販を手掛けるスティッチ・フィックス(SFIX)と集積回路メーカーのマーベル・テクノロジー(MRVL)は、前日引け後に発表した決算が市場予想を上回る内容で上昇。医療保険会社クローバー・ヘルス・インベストメンツ(CLOV)とファーストフードチェーンのウェンディーズ(WEN)は、個人投資家による投機的な取引の新たな対象となり、急伸した。米疾病対策センター(CDC)が国外渡航に関する警告を緩和したことを受けて、国際線の利用制限緩和につながる可能性があるとの期待から、デルタ航空(DAL)など航空会社に買いが入った。

5月に米パイプライン運営のコロニアル・パイプラインがサイバー攻撃を受けた事件で、司法省はハッカーに支払った身代金のうち、大半を回収したと発表。ビットコインなどの仮想通貨が下落した。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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