本日注目すべき【好決算】銘柄 クミアイ化、フリービット、ストリーム (8日大引け後 発表分)
8日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
クミアイ化 <4996> ★今期経常を一転7%増益・最高益に上方修正
◆21年10月期上期(11-4月)の連結経常利益を従来予想の43億円→64.5億円に50.0%上方修正。新規殺菌剤「ディザルタ剤」をはじめとする水稲分野の出荷が好調に推移したことが寄与。販管費が想定を下回ったことも上振れの要因となった。
併せて、通期の同利益も従来予想の92億円→106億円(前期は99.1億円)に15.2%上方修正し、一転して6.9%増益を見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
アルトナー <2163> ★2-4月期(1Q)経常は22%増益で着地
◆22年1月期第1四半期(2-4月)の経常利益(非連結)は前年同期比21.9%増の3.2億円に伸びて着地。技術者派遣事業で輸送用機器や電気機器メーカーの需要が回復するなか、技術者単価と労働工数が上昇したことが寄与。テレワークの推進で旅費交通費や会議費などが減少したことも大幅増益につながった。
第1四半期実績だけで、通期計画の8.1億円に対する進捗率は40.5%に達しており、業績上振れが期待される。
ストリーム <3071> [東証2] ★2-4月期(1Q)経常は3.6億円の黒字に浮上
◆22年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常損益は3億6300万円の黒字(前年同期は100万円の赤字)に浮上して着地。自社サイトで設置サービスが必要な洗濯機や冷蔵庫といった大型家電の販売が引き続き好調だったほか、外部サイトではコロナ禍による在宅時間の増加を背景に、調理家電や洗濯機、パソコン周辺機器などが伸びた。
第1四半期実績だけで、通期計画の6億0900万円に対する進捗率が59.6%に達しており、業績上振れが期待される。
コーセーRE <3246> ★2-4月期(1Q)経常は5.3倍増益・上期計画を超過
◆22年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比5.3倍の7.9億円に急拡大して着地。資産運用型マンションの引き渡し戸数が302戸(前年同期は60戸)に増加し、2.7倍の大幅増収を達成した。
上期計画の7.7億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。
フリービット <3843> ★前期経常を一転48%増益・最高益に上方修正
◆21年4月期の連結経常利益を従来予想の23億円→36.6億円(前の期は24.8億円)に59.2%上方修正し、一転して47.6%増益を見込み、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。インフラテック事業と不動産テック事業が堅調に推移したことに加え、予定していた「pre5G」関連投資の一部が未実施となったことが要因。投資有価証券売却益の計上が増加したことも上振れに貢献した。
シルバーライフ <9262> ★今期経常を17%上方修正
◆21年7月期の経常利益(非連結)を従来予想の7.7億円→9億円に16.9%上方修正。減益率が29.1%減→17.1%減に縮小する見通しとなった。昨年出店した高齢者向け配食サービスのFC加盟店が順調に販売を伸ばし、売上高が計画を上回ることが寄与。高水準な工場稼働率の維持に加え、冷凍弁当の直接販売比率の上昇が継続することも上振れに貢献する。
株探ニュース