本日注目すべき【好決算】銘柄 アセンテック、アルペン、ベステラ (9日大引け後 発表分)
9日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
アセンテック <3565> ★2-4月期(1Q)経常は20%増益、自社株買いも発表
◆22年1月期第1四半期(2-4月)の経常利益(非連結)は前年同期比20.2%増の2.1億円に伸びて着地。サブスクリプション型に完全移行した自社開発の「Resalio Lynx」が伸びたほか、「リモートPCアレイ」の地方自治体での導入が増加したことが収益を押し上げた。
併せて、発行済み株式数の1.03%にあたる14万株または2億円を上限に自社株買いを実施すると発表。
ベステラ <1433> ★2-4月期(1Q)経常は12倍増益で着地
◆22年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比12倍の1.9億円に急拡大して着地。プラント解体事業で電力と化学業界における大型の進行基準工事が順調に進捗したことが寄与。スクラップ相場の高騰に加え、販管費を抑制したことも大幅増益につながった。
アルペン <3028> ★今期配当を5円増額修正
◆21年6月期の年間配当を従来計画の40円→45円(前期は40円)に増額修正した。好調な業績や今後の経営環境などを踏まえ、株主への利益還元を増やす。
SYSHD <3988> [JQ] ★今期経常を一転8%増益・最高益に上方修正
◆21年7月期の連結経常利益を従来予想の3.4億円→3.6億円(前期は3.4億円)に8.2%上方修正し、一転して7.9%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。社会情報インフラ・ソリューション関連の受注増加や5月に買収したレゾナント・コミュニケーションズの業績上積みが寄与し、売上高が計画を上回ることが利益を押し上げる。
ナ・デックス <7435> [JQ] ★前期経常が上振れ着地・今期は13%増益、2円増配へ
◆21年4月期の連結経常利益は前の期比10.3%減の8.7億円になったが、従来予想の5.4億円を上回って着地。続く22年4月期は前期比12.9%増の9.9億円に拡大する見通しとなった。前期業績の上振れは日本と北米で自社製品の販売が増加したことなどが要因。今期は主要取引先である自動車メーカーの生産回復などを背景に、11.8%の増収を見込む。
併せて、前期の年間配当を11円→19円(前の期は19円)に増額し、今期も前期比2円増の21円に増配する方針とした。
株探ニュース