エヌエフHDが2000円台乗せ、量子コンピューター関連株が人気集める
エヌエフホールディングス<6864>が続急騰、一時136円高の2000円まで買われたほか、フィックスターズ<3687>、テラスカイ<3915>など量子コンピューター関連に位置づけられる銘柄群に投資資金が流入している。ここグーグルやIBMなど米大手IT企業の量子コンピューター関連ビジネスへの取り組みに新たな動きが出ているが、日本国内でも量子コンピューターの社会実装を目指し、政府は昨年から国家戦略として本格的に資金を投じ、同関連技術の研究拠点整備に舵を切っている。また、直近では今週7日と8日の日程で「世界デジタルサミット2021」が行われ、量子コンピューターに対するマーケットの関心も高まった。
エヌエフHDは量子コンピューター研究向け電子デバイスを手掛け、既に売り上げに寄与しているほか、フィックスターズはアニーリングマシン先駆のカナダのDウェーブ社と協業、テラスカイは量子関連子会社を設立し米IBMと連携して同分野のビジネス展開に布石を打っている。