ビーアンドピー---2Qは年度末需要取り込み、コスト削減により、2Q利益進捗率58.8%

材料
2021年6月11日 8時30分

ビーアンドピー<7804>は9日、2021年10月期第2四半期(20年11年-21年4月)決算を発表した。新型コロナウイルス感染症の影響により、前年同期比で減収減益も中間時点での売上進捗率48.8%、営業利益の進捗率は58.8%と期初計画に対し順調に推移。

販売促進用広告制作の売上高は前年同期比11.5%減の10.06億円となった。第1四半期においては新型コロナウイルス感染症の影響による売上落ち込みが続いたが、2月以降は3月の年度末に向けて国内企業の販売促進活動が活発化し、売上が回復した。また、生活資材・製品制作の売上高は同4.1%増の2.87億円となった。ホテルの壁紙の受注等により順調に売上を伸ばした。デジタルサイネージについては、大阪本店と東京本社にショールームを開設し、当第2四半期から販売を開始した。さらに、3月にはピースリー<6696>と業務提携契約を締結し、インテリア市場に向けたデジタルサイネージの展開への道筋がついた。また、生産のオートメーション化を推進するためのソフトウエアを導入し、生産の効率化に向けて取り組んだ。

売上高については、第1四半期は新型コロナウイルス感染症の影響が少なかった前年同期に対して27.2%減と大きく落ち込んだが、当第2四半期は回復基調となり、新型コロナウイルス感染症の影響はあったが大型広告案件があり売上を伸ばした前年同期に対して7.9%増、新型コロナウイルス感染症の影響がなかった2019年10月期第2四半期に対しても9.4%増となった。営業利益については、第1四半期は売上高の落ち込みにより損失を計上したが、当第2四半期は売上高の回復に加えて残業抑制等のコスト意識が定着したことにより、前年同期に対して41.8%増、2019年10月期第2四半期に対しても34.0%増となった。結果として当第2四半期累計期間の売上高は期初想定通りとなり、営業利益は期初想定を上回った。

2021年10月期通期の業績予想については、売上高が前期比8.5%増の26.50億円、営業利益が同23.3%増の2.56億円、経常利益が同24.6%増の2.63億円、当期純利益が同28.1%増の1.79億円とする期初計画を据え置いているが、順調な進捗率から利益の積み増しも期待される。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.