10万円以下で買える、大幅増益&低PBR 22社【東証1部】編 <割安株特集>

特集
2021年6月11日 19時30分

少額資金で投資できる銘柄に対する個人投資家の関心は高い。ネット証券では顧客開拓のため、約定金額が低い取引の手数料を重点的に引き下げる傾向にあり、投資家は手数料を気にせずに売買が可能となっている。最低投資金額(株価×売買単位)が低位の銘柄は、同じ予算でも高株価の銘柄に比べ株数を多く購入できるほか、買い付けや売却の時期を分散できるなどのメリットがある。ただ、業績低迷が続いている企業も数多くあることには留意したい。

東証1部上場企業では681社が最低投資金額10万円以下で購入できる。今回は今期の経常利益が前期比50%以上の大幅増益を見込み、割安を見分ける基準となるPBR(株価純資産倍率)が0.8倍以下の銘柄に注目してみた。

下表は東証1部上場銘柄(銀行を除く)を対象に、(1)最低投資金額が10万円以下、(2)時価総額150億円以上、(3)今期経常利益が前期比50%以上増益、(4)実績PBRが0.8倍以下――を条件に投資妙味が高まる22社を選び出し、最低投資金額の低い順に記した。(※最低投資金額、PBRは11日現在)

なお、6月13日(日)16時30分に「10万円以下で買える、大幅増益&低PBR【2部・新興】編」を配信する予定す。ご期待下さい。

最低投資  ┌ 経常利益┐  実績

コード 銘柄       金額 増益率  今期   PBR

<7246> プレス工    34500  93.5  9700  0.42

<6742> 京三      43500   140  4000  0.73

<9358> 宇徳      51400   197  2000  0.65

<5957> 日東精     55200  83.4  2600  0.74

<3865> 北越コーポ   58400  105.0  20000  0.50

<5976> ネツレン    58600  89.8  2800  0.42

<4228> 積化成     59500  63.6  3200  0.38

<6480> トムソン    61300  1544  3700  0.73

<7245> 大同メ     61900  266.0  3200  0.51

<7537> 丸文      62300  8991  3000  0.41

<3151> バイタルKS  71200   506  4200  0.38

<5406> 神戸鋼     74000   178  45000  0.38

<7222> 日産車体    74600   328  8450  0.58

<9507> 四国電     75200   247  18000  0.48

<6339> 新東工     78100  66.1  5100  0.42

<1605> INPEX   80700  87.7 483000  0.40

<7283> 愛三工     88100   101  10000  0.66

<5991> ニッパツ    88900  85.8  27000  0.71

<7280> ミツバ     88900  60.0  14000  0.68

<4410> ハリマ化成G  90000   129  2500  0.65

<3105> 日清紡HD   91800   289  13500  0.62

<7261> マツダ     99000  94.7  55000  0.53

※単位は最低投資金額が円、増益率が%、経常利益が百万円、実績PBRが倍。

※今期最終赤字、無配の企業は除いた。

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