株価指数先物【寄り前コメント】 FOMC待ちのなかで下値を固める動きに

市況
2021年6月16日 8時14分

大阪9月限ナイトセッション

日経225先物 29290 -120 (-0.40%)

TOPIX先物 1968.5 -4.0 (-0.20%)

シカゴ先物 29320 -90

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

15日の米国市場ではNYダウ、S&P500、ナスダックの主要な株価指数が下落。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果を見極めたいとする模様眺めムードのなか、5月の米生産者物価指数(PPI)が予想を上回る上昇率だったことからインフレ圧力がくすぶり、利益確定の動きに。長期金利は1.49%と落ち着いた動きを見せていたものの、ハイテク株へも利食いの動きが広がっていた。一方で、原油先物相場の上昇を背景にエネルギー株が物色されている。S&P業種別指数はエネルギー、保険、運輸が上昇する半面、自動車・自動車部品、不動産、半導体・同製造装置は下落。

シカゴ先物清算値は日中大阪比90円安の2万9320円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比変わらずの2万9410円で始まると、その後は軟化し、米国市場の取引開始後には2万9290円まで下落。2万9290円~2万9350円辺りでの保ち合いを経て、結局は2万9290円とナイトセッションの安値で取引を終えている。

本日はシカゴ先物にサヤ寄せする形から、売り先行で始まることになり、売り一巡後は米国同様、FOMC待ちのなかでこう着感の強い値動きになりそうだ。もっとも、日経225先物は直近2日間で500円超の上昇を見せていることもあり、想定内の一服といったところだろう。2万9000円~2万9500円のレンジに移行したことから、本日は下値を固める動きに。まずは、5日移動平均線が位置する2万9128円辺りが支持線として意識されやすいと考えられる。

長期金利は落ち着いた動きを見せているため、FOMC待ちのなかで短期筋の売り仕掛けの動きに対してはショートカバーを狙った押し目拾いのスタンス。VIX指数は17.02と前日の16.39から上昇。NT倍率は先物中心限月で14.91倍に上昇しており、5月の戻り高値の15.05倍台を睨んだトレンド形成に期待。

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