注目銘柄ダイジェスト(前場):エーザイ、バイタルKSK、ファンコミ:など

市況
2021年6月18日 12時07分

エーザイ<4523> :12590円(+1190円)

大幅続伸。ブリストル マイヤーズ スクイブと、抗体薬物複合体MORAb-202の共同開発・共同商業化に関するグローバルな独占的戦略的提携契約を締結したと発表している。早ければ2022年にも承認申請をめざした臨床試験に移行する予定。契約締結時に一時金6.5億ドルを受け取るほか、開発、薬事および販売マイルストンの達成で最大24.5億ドルを受け取る。なお、JPモルガン証券の投資判断格上げなども観測されているもよう。

バイタルKSK<3151> :764円(+73円)

大幅反発。前日に発表した自己株式の取得実施が買い材料視されている。発行済み株式数の3.62%に当たる200万株、20億円を取得上限に、取得期間は6月18日から22年1月31日までとしている。株価がおよそ8年ぶりの安値圏にある中、株価見直しの契機になると捉えられているようだ。同社の自社株買い実施は19年の8月から12月にかけて140万株を取得して以来となる。

ファンコミ<2461> :411円(+28円)

大幅反発。前日に自己株式の取得実施を発表している。発行済み株式数の4.09%に当たる300万株、10億円を取得上限としており、取得期間は6月18日から10月18日までとしている。当面の需給の下支えにつながるとして、買い材料視される形になっている。株価が安値圏にあっただけに、インパクトも強まっているもよう。同社の自社株買いは昨年の3月から4月にかけて実施して以来となる。

メック<4971> :3175円(+239円)

大幅続伸。東海東京証券では投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価も1900円から4500円にまで引き上げている。イビデンや新光電気工業が大幅な設備増強でPKG の増産に動いていることが追い風となり、今期業績は会社計画を上回り、来期も過去最高売上・利益を連続で更新すると予想している。過去PER上限水準レベルまでの評価は可能と判断しているようだ。

三井ハイテク<6966> :6320円(+580円)

大幅続伸。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では投資判断を「ホールド」から「バイ」に格上げ、目標株価も4400円から8000円に引き上げている。電動車用モーターコアの需要拡大と生産性改善などによる利益率向上、リードフレームの収益性改善が想定以上のペースで進捗しているとし、業績予想を上方修正しているもよう。22年1月期営業利益は、会社計画の80億円を上回る102億円、前期比2.7倍を予想している。

ハーモニック<6324> :5960円(+150円)

大幅に5日続伸。連結子会社のウィンベル(長野県駒ケ根市)の株式を追加取得し、完全子会社化すると発表している。追加取得株数は160株(議決権所有割合21.6%)で、異動後は740株となる。譲渡実行日は30日の予定。ウィンベルはアクチュエーター開発に不可欠な各種モーターの開発・設計に強みを持ち、完全子会社化でメカトロニクス事業の拡大と企業価値の向上を図る。

HMT<6090> :916円(+46円)

大幅に反発。東京医科歯科大学と新型コロナウイルス感染症に関する共同研究契約を締結したと発表している。ヒューマン・メタボローム・テクノロジーズが提供するメタボローム解析データに、東京医科歯科大学が保有する臨床情報や血液検査などの各種検査データを組み合わせる。機械学習など最新のデータ解析手法を用いて重症度と関連する代謝物質を特定し、新たな治療法の開発に貢献することを目指す。

タメニー<6181> :143円(+4円)

大幅に続伸。グループ会社運営のフォトウェディングブランド「studio LUMINOUS」がフォトウェディングスタジオ「LUMINOUS Osaka」を大阪市中央区にオープンしたと発表している。スタジオ内にウェディングドレスやブライダルジュエリーのブランドを併設している。新型コロナウイルスの影響で結婚式を断念する新郎新婦が多くいる一方、従来の結婚式の代替としてフォトウェディングを検討する新郎新婦が増えているという。

《ST》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.