<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2021年6月18日

市況
2021年6月18日 16時30分

今週の日経平均終値は2万8964円で、前週末比15円高でした。

日経平均は小幅ながらも2週連続の上昇となりました。今週を含め直近4週間は上値13週移動平均線(2万9083円)が抵抗線となっており、若干は上抜けても明確には超えられない、やや強めのカベとなっている様子がうかがえます。東証1部上場全銘柄で算出する指数トピックスでは同線を超えていますが、こちらも超えた後は週足陰線続きで伸び悩みが顕著。今の状況では移動平均線をクリアしたとしても上げに弾みがつくようではなさそうです。全体的にも外国人の積極的な買いは入って来ず大きく水準訂正するには力不足。個人が元気に動いて東証2部指数やジャスダック平均は今週年初来高値を更新していますが、個人の力だけでは全体相場のカサ上げは困難といえるでしょう。東京などは来週から緊急事態宣言が解除され経済が再び動き出しますが、早くも感染者が増加に転じており宣言解除の効果は乏しそうです。当面の相場は上値抑制的な高値もみ合いに終始しそうです。(ストック・データバンク 編集部)

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