日経平均は小幅反発、手掛かり乏しくもみ合い/相場概況

市況
2021年6月24日 15時55分

日経平均は小幅反発。23日の米国市場でNYダウは3日ぶりに反落し、71ドル安となった。景気敏感株に売りが出る一方、ハイテク株が買われ、ナスダック総合指数は連日で過去最高値を更新。本日の日経平均はNYダウの下落を受けて63円安からスタートすると、朝方に一時28758.37円(前日比116.52円安)まで下落した。その後主力株に押し目買いが入り、前場には28935.34円(同60.45円高)まで上昇する場面もあったが、新規の手掛かり材料に乏しいとあって積極的な売買は限られ、前日終値を挟みもみ合う展開となった。

大引けの日経平均は前日比0.34円高の28875.23円となった。東証1部の売買高は8億4248万株、売買代金は1兆9475億円だった。業種別では、鉱業、鉄鋼、非鉄金属が上昇率上位だった。一方、空運業、陸運業、不動産業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の42%、対して値下がり銘柄は53%となった。

個別では、売買代金トップのソフトバンクG<9984>や2位のエーザイ<4523>が堅調。ソフトバンクGは外資系証券が強気の投資判断を維持し、エーザイは米社と共同開発中のアルツハイマー病治療薬が米当局から画期的な新薬候補に指定されたと発表している。トヨタ自<7203>、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>などは小じっかり。カナダ社への資本参加を発表したGSIクレオス<8101>や島津製<7701>による電力調達が伝わったイーレックス<9517>は急伸し、DLE<3686>などとともに東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、キーエンス<6861>が2%超下落し、レーザーテック<6920>、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>は小安い。中長期経営計画を発表したヤクルト<2267>は材料出尽くし感から売りがかさんだ。また、このところ賑わっていたタムラ製<6768>が利益確定売りに押され、東証1部下落率上位に顔を出した。

《HK》

提供:フィスコ

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.