株価指数先物【引け後コメント】 2万9000円を固める動きから次のきっかけ待ちに

市況
2021年6月25日 17時54分

大阪9月限

日経225先物 29040 +240 (+0.83%)

TOPIX先物  1958.5 +15.5 (+0.79%)

日経225先物(9月限)は前日比240円高の2万9040円で取引を終了。寄り付きは2万9020円とシカゴ先物清算値(2万8980円)を上回って始まると、現物の寄り付き直後には2万9120円まで上昇幅を広げた。買い一巡後は売り買いが交錯するなかで一時2万8940円まで利食いに押されたものの、下値を売り込む動きには向かわず、前引けにかけてはショートカバーが入り2万9000円を上回って推移。週末要因から後場はこう着感を強めていたが、2万9000円~2万9080円辺りでのレンジ推移となり、2万9000円を固める動きを見せた。

日経225先物は前場半ばに2万9000円を割り込む場面が見られたものの、その後は2万9000円を上回っての推移であり、こう着ながらも強い印象であった。テクニカル面では上値抵抗線として意識されていた75日移動平均線を捉えたことで、今後は同水準を明確に支持線に変えてくるかを見極めたい。週足ベースでは13週、26週線が2万9000円辺りで収れんしており、煮詰まり感が台頭している。NT倍率は先物中心限月でボトム圏からリバウンドを見せる一方で、25日線に上値を抑えられている。こう着が続くなかでシグナルが転換しやすい水準にそれぞれ位置しており、米国次第の面はあるが、きっかけ待ちであろう。

手口面では、日経225先物はABNアムロが1540枚、クレディスイスが370枚、シティが220枚程度の売り越しに対して、ソジェンが950枚、ドイツが800枚、モルガンSが210枚程度の買い越しだった。TOPIX先物はSMBC日興が1090枚、ABNアムロが710枚、ソジェンが450枚程度の売り越しに対して、BofAが990枚、ドイツが430枚、JPモルガンが380枚程度の買い越しだった。

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