ワイエイシイ、浜井産など異彩高、レーザーやパワー半導体関連の中小型成長株に物色人気集中
ワイエイシイホールディングス<6298>が一時111円高の1334円まで上値を伸ばし、連日の年初来高値に買われたほか、浜井産業<6131>も80円を超える大幅続伸で約1カ月半ぶりの1300円台回復を達成するなど中小型の半導体製造装置関連株の一角に投資資金の攻勢が加速している。
世界的な半導体設備投資需要の拡大を受けて、半導体製造装置メーカーを改めて買い進む動きが顕在化しているが、ここにきて時価総額上位の大手から値動きの軽い銘柄への物色対象の広がりが目立っている。有力子会社を多く抱えるワイエイシイはその中の1社であるワイエイシイビームがレーザー事業やイオンビーム事業で先駆しており、にわかに注目度が高まっている。また、浜井産は世界的な脱炭素への取り組みを背景としたパワー半導体市場の拡大を背景に、パワー半導体ウエハー加工用ラップ盤が伸長しており、見直し買いを誘導している。