<注目銘柄>=関電化、半導体中小型株人気に乗り上値追い第2ステージへ

材料
2021年6月29日 10時01分

関東電化工業<4047>の1000円近辺でのもみ合いは買い向かって妙味がある。特殊ガスの大手で、半導体向けで高水準の需要を獲得しているほか、電気自動車(EV)向け電池材料(電解質)なども手掛け、現在の株式市場の有力投資テーマに乗っている。

業績も22年3月期はトップライン、利益ともに拡大基調。営業利益段階で前期比24%増の70億円を見込む。世界的な自動車販売の好調を背景に、電解質が好調なほか、データセンター増設需要を背景とした半導体需要の拡大が同社の収益機会を増幅させている。半導体用エッチングガスについては大幅増強して需要に対応する構えを明示している。

株価は5月中旬を境に水準を切り上げ6月早々に4ケタ大台乗せを果たした。その後は1000円近辺でもみ合いを続けているが、売り物はこなれており早晩上昇第2波動入りが見込まれる。テクニカル的には19年11月の戻り高値1134円奪回から1200円指向が期待できる。(桂)

出所:MINKABU PRESS

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