ゲノム編集の人気が続く インテリアは今週だけで124%急伸=米国株個別

材料
2021年7月1日 3時07分

ゲノム編集を手掛けるバイオ企業の株式が人気化している。先週末に材料が出たインテリア・セラピューティクス<NTLA>は、今週だけで124%急伸。同社と医薬品大手のリジェネロン<REGN>が、ノーベル賞を受賞したクリスパー/キャスナイン技術を使用した治療の最初の臨床試験で肯定的な結果を土曜日に報告した。6人の患者が遺伝病に関連した有害な肝臓タンパク質の水準の減少を示したという。

アナリストからは、臨床試験の治験者の症例数が少なく、フォローアップの期間も短いにもかかわらず、プラットフォームとしてのクリスパー/キャスナイン技術の治療概念の実証をサポートしており、抗体開発を超えて拡張できる可能性があるとの分析も出ていた。

市場ではゲノム編集が実用化に向けて前進したとの見方から、関連銘柄に投資家の買いが集まっているようだ。

(NY時間13:56)

インテリア<NTLA> 172.85(+21.24 +14.01%)

リジェネロン<REGN> 560.00(+14.02 +2.57%)

ビーム<BEAM> 129.98(+19.19 +17.32%)

クリスパー<CRSP> 165.82(+15.33 +10.19%)

エディタス・メディシン<EDIT> 54.95(+8.85 +19.20%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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