1日の株式相場見通し=一進一退か、新型コロナ感染拡大など重荷に
1日の東京株式市場は、一進一退の展開か。日経平均は強弱観が対立するなか前日終値近辺でのもみ合いが予想される。前日の米国株市場では、市場コンセンサスを上回る雇用関連指標の発表を好感して消費関連株などが買われる展開となり、NYダウは210ドルあまりの上昇をみせた。ハイテク株比率の高いナスダック総合指数は小幅反落したものの、S&P500指数は5日連続で過去最高値を更新した。東京市場では前日まで3日連続で日経平均が下落しており、きょうは月初ということもあって目先リバウンドも期待されるところ。ただ、東京都などで新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることや、あすの6月の米雇用統計の結果を見極めたいとの思惑もあり、積極的な買いは見込みにくい。
30日の米株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比210ドル22セント高の3万4502ドル51セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同24.382ポイント安の1万4503.953だった。
日程面では、きょうは6月の日銀短観、6月の新車販売台数、10年物国債の入札など。海外では、6月の財新中国製造業PMI、5月のユーロ圏失業率、6月の米ISM製造業景況益共感指数など。香港市場は休場。