今日の為替市場ポイント:米雇用情勢の改善期待でドル買い継続も

通貨
2021年7月1日 8時22分

6月30日のドル・円は、東京市場では110円60銭から110円44銭まで下落。欧米市場では、110円42銭から111円12銭まで上昇し、111円08銭で取引終了。本日7月1日のドル・円は主に111円台で推移か。米雇用情勢の改善が期待されていることから、リスク選好的なドル買いは継続する可能性がある。

6月30日発表された6月ADP雇用統計で、民間部門雇用者数は前月比+69.2万人と、市場予想を上回る増加となった。5月実績は前月比+88.6万人に下方修正されたが、雇用情勢の改善傾向は続いているようだ。同指標は労働省が7月2日に発表する6月雇用統計の参考指標となる。現時点の6月雇用統計の市場予想は、非農業部門雇用者数が前月比+71万人程度、失業率は5.6%となっているようだ。

6月の雇用統計は5月実績を上回る可能性が高いことから、リスク選好的なドル買いは指標発表の直前まで続く可能性がある。なお、米長期金利については、インフレ加速を明確に示唆するデータが提供されない場合、1.5%近辺で上げ渋る可能性が高いとの見方が出ているようだ。そのため、「6月の雇用統計発表後もドル買いが続くとの予断を持つことは難しい」との声も聞かれている。

《FA》

提供:フィスコ

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