クレオスは5日ぶり反発、CNTを用いた振動板が三菱電の車載用スピーカーに採用
GSIクレオス<8101>が5日ぶりに反発。きょう10時に、同社が開発したカーボンナノチューブ(CNT)の性能を最大限に発現させる技術が、三菱電機<6503>の振動板に採用され、新製品として車載用スピーカーに搭載されたと発表。これが好材料視されている。
同社は国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「低炭素社会を実現するナノ炭素材料実用化プロジェクト」において、CNTの構造を壊さずに凝集塊を良好に「ほぐす」ことで、次工程でCNTを分散しやすくして複合材料など工業製品へ応用できる技術を開発。プロジェクト終了後も独自に同技術の改良を続け、さまざまな工業製品への適用を試みた結果、同技術の車載用スピーカーへの活用が決まり実用化を達成したという。