独キュアバックが下落 ワクチンの有効性が48%に留まる=米国株個別
ドイツのキュアバック<CVAC>がNY株式市場で下落。同社が開発している新型ウイルス向けワクチンの大規模臨床試験で有効性が48%に留まったと発表した。
重症化しやすい60歳超を除けば、有効性は53%。中程度から重度の症状の患者のみであれば、有効性は60歳未満で77%だった。臨床試験は欧州および中南米で約4万人の成人を対象に行われた。
ただ、一部のアナリストからは、中程度から重度の症状の患者のみの有効性が60歳未満で77%という結果は、当局の承認を得るには十分との指摘も出ている。入院または死亡から100%保護されていることが確認されており、この点が規制当局によって評価されると期待しているという。
(NY時間09:52)
キュアバック<CVAC> 69.19(-4.29 -5.83%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美