外為サマリー:1ドル111円60銭台で推移、日経平均の上昇が支援材料
2日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=111円64銭前後と前日の午後5時時点に比べ30銭強のドル高・円安となっている。
1日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=111円53銭前後と前日に比べ40銭強のドル高・円安で取引を終えた。前週分の米新規失業保険申請件数が予想以上に改善したことなどを手掛かりに、一時111円64銭と20年3月以来のドル高・円安水準をつけた。
6月30日発表の米6月ADP雇用統計に続き、前日発表の米新規失業保険申請件数も強い内容となったことで、市場では今晩に公表される米6月雇用統計への期待感が高まっている様子。米国の経済正常化に向けた動きが加速するなかドル買いが入りやすくなっており、東京市場に移ってからもドル円相場は堅調な展開となっている。加えて、日経平均株価が反発していることも支援材料となっており、午前10時頃には111円65銭をつけた。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.1842ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0005ドル程度のユーロ安・ドル高。対円では1ユーロ=132円22銭前後と同40銭程度のユーロ高・円安で推移している。