中国のディディが反落 中国当局がサイバーセキュリティーに関して調査に着手=米国株個別
中国のディディ(滴滴)グローバル<DIDI>が反落。同社は中国で配車サービスなどモビリティー業界に技術を提供。今週30日にNY証券取引所に上場し、中国企業の米IPOでは過去2番目の規模となった。本日は中国サイバースペース管理局(CAC)がサイバーセキュリティーに関して同社の調査に着手したと発表したことが嫌気されている。
CACによると、調査は国家安全保障や公共の利益を保護することを目的としているが、具体的に何を調査するのかは明らかにしていない。中国ネット規制当局による今回の突然の調査は、反トラストからデータセキュリティーに至るまで、広範囲で同社への締め付けを強めている。
ディディは当局に全面的に協力すると発表。サイバーセキュリティーリスクの包括的な検証を行い、当社のサイバーセキュリティーシステムと技術力を継続的に改善していく意向を示した。
(NY時間13:49)
ディディ<DIDI> 15.12(-1.29 -7.84%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美