株価指数先物【寄り前コメント】 2万8000円~2万8500円のレンジに切り下がる

市況
2021年7月7日 8時24分

大阪9月限ナイトセッション

日経225先物 28340 -270 (-0.94%)

TOPIX先物 1936.0 -14.0 (-0.71%)

シカゴ先物 28385 -225

(注:ナイトセッション、CMEは大阪の日中終値比)

6日の米国市場はNYダウ S&P500が下落する一方で、ナスダックは上昇。6月のISM非製造業総合景況指数は60.1と市場予想(63.5程度)を下回った。活動拡大ペースの鈍化により、景気回復がピークアウトしつつあるとの警戒感が高まり、景気敏感株を中心に売り優勢の展開に。一方で長期金利は1.35%に低下し、ハイテク株の一角が買われナスダックは小幅に上昇。S&P500業種別指数は小売、テクノロジー・ハード・機器、不動産が上昇した半面、エネルギー、自動車・自動車部品、銀行が下落した。 

シカゴ先物清算値は日中大阪比225円安の2万8385円だった。日経225先物のナイトセッションは日中比20円高の2万8630円で始まると、薄商いのなかで概ね2万8520円~2万8620円辺りでの推移が続いた。しかし、米国市場の取引開始後に急落し、一時2万8240円まで下落幅を広げる場面が見られている。売り一巡後は2万8440円まで下落幅を縮めたものの、引けにかけて再び弱含み、2万8340円で取引を終えた。

本日はシカゴ先物にサヤ寄せし、ギャップダウンから始まることになろう。2万8500円~2万9000円のレンジを割り込んでくるため、2万8000円~2万8500円の水準に切り下がる形となる。レンジが切り下がることによりヘッジ対応の売りが警戒されるため、ショートを仕掛けてくる動きにもつながりやすいところである。

米国ではハイテク株の一角が買われており、ナスダックが小幅ながら上昇し、SOX指数も小幅な下落にとどまっている。VIX指数は16.44に上昇したものの、25日、75日移動平均線に上値を抑えられるチャート形状であり、リスクオフの動きは強まらないだろう。

一方で、週後半にはETFの分配金支払いに伴う売り需要が見込まれていることもあり、戻り売りスタンスに向かわせよう。売り一巡後は下げ渋る場面が見られそうだが、2万8500円が抵抗線に変わる可能性が高いため、戻りの鈍さが意識されてくるようだと、次第に6月21日につけた2万7720円を試す動きが警戒されてくる。また、スプレッドは狙いづらいものの、NT倍率は低下傾向にあり、日経225先物にショートを仕掛けてくる動きが想定される。

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