株価指数先物【昼のコメント】 ギャップスタート後も2万8450円~2万8550円辺りで底堅い値動き

市況
2021年7月12日 12時11分

日経225先物は11時30分時点、前日比360円高の2万8570円(+1.27%)前後で推移。米国市場の上昇を受けギャップスタートとなったが、寄り付きは2万8490円とシカゴ先物清算値(2万8535円)には届かず、寄り付き直後には2万8450円まで上げ幅を縮める場面も見られた。しかし、その後2万8500円に乗せると、概ね2万8450円~2万8550円辺りでの底堅い値動きで推移している。

ギャップスタートからの買い一巡後は利食いに押される場面も見られたが、2万8500円を挟んだ底堅い値動きが続いている。指数インパクトの大きいところではファナック<6954>、ファーストリテイリング<9983>、ソフトバンクグループ<9984>、東京エレクトロン<8035>などが大幅に上昇しており、日経平均株価をけん引する格好。また、安川電機<6506>が決算評価から寄り付き後も強い値動きを見せており、センチメントを明るくさせている。

引き続き2万8500円を上回って推移するのなら、引けにかけてショートカバーを誘い込む可能性もありそうだ。ただし、NT倍率はボトム圏で推移しており、先週のETFの分配金支払いのための売り需要に対するTOPIX型の巻き戻しが中心か。

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