話題株ピックアップ【昼刊】:ファーマF、ウエルシア、JMDC

注目
2021年7月19日 11時36分

■ファーマフーズ <2929>  3,355円  +480 円 (+16.7%)  11:30現在  東証1部 上昇率トップ

ファーマフーズ<2929>は急反騰。きょう午前9時30分ごろ、21年7月期連結業績予想の上方修正を発表。売上高を400億1400万円から461億3500万円(前期比3.0倍)へ、営業利益を20億8800万円から50億7200万円(同6.9倍)へ大幅増額しており、これが好感されている。同社株は、前週末に明らかになったロート製薬<4527>との資本・業務提携が材料視され朝方高く寄り付いたが、この上方修正の発表を受けて上げ幅を更に拡大させている。

■ウエルシア <3141>  3,465円  +40 円 (+1.2%)  11:30現在

ウエルシアホールディングス<3141>は続伸している。16日の取引終了後、広島県を中心に中国・四国地方でドラッグストアを展開するププレひまわり(広島県福山市)を子会社化することで基本合意したと発表しており、これが好材料視されている。中国・四国地方の店舗網拡大を図るとともに、それぞれの保有するノウハウや人材などの経営資源を共有することで、経営規模の拡大と経営体質の強化を図るのが狙い。資本面ではププレひまわりの既存株主から発行済み株数の50%超の株式を12月1日付で取得し子会社化する予定で、取得相手先や条件などは今後決定するという。なお、22年2月期業績への影響は軽微としている。

■JMDC <4483>  5,690円  +20 円 (+0.4%)  11:30現在

JMDC<4483>が3日ぶりに反発している。前週末16日の取引終了後、子会社flixyが、医師向け薬剤比較アプリ「イシヤク」をリリースしたと発表しており、これが好感されている。同アプリは、現役医師が開発した「医師にとって最も使いやすい」を目指して作られた薬剤比較アプリ。従来の添付文書アプリは、主に薬剤師向けに作られていて、網羅性は担保されているものの医師にとって最も知りたい同効薬剤間の比較や力価を手軽に検索できなかったが、「イシヤク」は2万種類以上の薬剤の特徴を医師の処方の観点から、他の薬剤との比較を主眼において簡潔に記しているのが特徴としている。

■岩井コスモ <8707>  1,496円  -208 円 (-12.2%)  11:30現在  東証1部 下落率2位

岩井コスモホールディングス<8707>が急反落。同社は前週末16日の取引終了後、22年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算速報値を発表。営業収益は前年同期実績比12.8%減の50億5600万円、純利益は同50.8%減の7億4700万円となったことから、これを嫌気した売りが出ているようだ。なお、4~6月期決算は21日に発表が予定されている。

■ISID <4812>  4,585円  -50 円 (-1.1%)  11:30現在

ISID<4812>は反落している。前週末16日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)連結業績について、売上高が533億円から542億9300万円(前年同期比1.3%減)へ、営業利益が60億円から65億2500万円(同6.4%減)へ、純利益が40億円から43億9200万円(同2.7%減)へ上振れて着地したようだと発表したが、目先の材料出尽くし感から売られているようだ。製造ソリューション及びコミュニケーションITセグメントを中心に予想を上回ったことが要因。また、販管費が計画を下回ったことも寄与した。

■シード平和 <1739>  806円  +62 円 (+8.3%)  11:30現在

シード平和<1739>が急伸。前週末16日の取引終了後、集計中の21年6月期単独業績について、売上高が270億円から275億4100万円(前の期比10.8%増)へ、営業利益が16億2000万円から19億5000万円(同22.8%増)へ、純利益が9億7000万円から12億3700万円(同37.4%増)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感されている。コロナ禍による住宅需要の高まりから「戸建分譲事業」で販売が好調に推移したことに加えて、「総合建設事業」及び「不動産賃貸管理事業」で予算管理及びコスト削減を徹底し、案件ごとの利益率改善を図ったことなどが要因としている。なお、期末一括配当は10円から13円に引き上げられた。

■エムビーエス <1401>  585円  +27 円 (+4.8%)  11:30現在

エムビーエス<1401>は大幅反発となっている。前週末16日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好材料視されている。上限を10万株(発行済み株数の1.29%)、または1億円としており、取得期間は21年7月19日から22年5月20日まで。資本効率の向上と経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を行うためとしている。

■メディアシーク <4824>  682円  +25 円 (+3.8%)  11:30現在

メディアシーク<4824>が5日ぶりに反発している。この日の寄り前、千葉大学医学部附属病院痛みセンターが実施する非特異性の慢性腰痛の治療に関する研究に、技術協力を行うと発表しており、これが好材料視されている。今回の技術協力では、同センターで原因を特定できない非特異性の慢性腰痛患者を対象にさまざまな治療の効果を計測する研究を実施するのにあたり、認知行動療法や運動療法と並んでニューロフィードバックも治療法の一つとして検証されるのに対して、ニューロフィードバックを行うツールとして同社のブレインテックソリューションパッケージ「ALPHA SWITCH PRO」を提供する。メディアSでは、今回の研究により、それぞれの治療法の効果と治療満足度も含めた新しい知見が得られることを期待しているという。

■アイサンテクノロジー <4667>  1,769円  +59 円 (+3.5%)  11:30現在

アイサンテクノロジー<4667>が大幅高。前週末16日の取引終了後、東京都が公募した「令和3年度西新宿エリアにおける自動運転移動サービス実現に向けた5Gを活用したサービスモデルの構築に関するプロジェクト」に参加すると発表しており、これが好感されているようだ。このプロジェクトには大成建設<1801>をはじめ、KDDI<9433>、SOMPOホールディングス<8630>傘下の損害保険ジャパンのほか、自動運転ベンチャーのティアフォー(名古屋市中村区)などが参画している。アイサンテクは、自動運転の際に必要となる高精度3次元地図作成及び提供の分野から自動運転移動サービスの可能性を探り、西新宿や都内の他のエリアへの早期実用化を促すこと目指す。

■ゲンダイエージェンシー <2411>  331円  +11 円 (+3.4%)  11:30現在

ゲンダイエージェンシー<2411>が大幅続伸。前週末16日の取引終了後、22年3月期第1四半期(4~6月)の決算を発表し、売上高17億4800万円(前年同期実績10億4600万円)、純利益600万円(同3億5500万円の赤字)だった。今期から「収益認識に関する会計基準」が適用されるため単純比較はできないものの、最終黒字転換で着地しており、これを好感した買いが入っているようだ。パチンコホール向けの店内告知物やインターネット広告などにおいて一定の受注を確保できたほか、新規業種の顧客開拓を推進したことや今年3月にフィットネス情報サイト運営企業を子会社化したことなどが寄与した。あわせて、上限を150万株(発行済み株数の9.97%)、または4億5000万円とする自社株買いを発表した。取得期間は7月19日から22年3月24日まで。

■ラキール <4074>  3,065円  +85 円 (+2.9%)  11:30現在

ラキール<4074>が大幅高。前週末16日に東証マザーズ市場に新規上場した直近IPO銘柄で、初日は初値2480円に対してストップ高の2980円で取引を終了していた。企業の業務アプリケーションの開発や運用を支援する独自のプロダクトサービス「LaKeel DX」の展開が主な事業で、DX関連としてのテーマ性が注目されているほか、直近IPO銘柄ならではの値動きの軽さに期待した買いが向かっている。

■ツクルバ <2978>  1,115円  +21 円 (+1.9%)  11:30現在

ツクルバ<2978>は大幅高続伸し年初来高値を更新した。午前10時ごろ、同社が運営するシェアードワークプレイス「co-ba(コーバ)」が、全国47都道府県に470店舗以上のコワーキングスペースを展開するいいオフィス(東京都台東区)と業務提携したと発表しており、これが好感されている。今回の提携は、利用者の多様なニーズに応えるサービスや新プランを共同で展開するのが狙い。「co-ba NETWORK」と「いいオフィス」相互乗り入れプランの企画や、いいオフィスからco-baへのユーザーアプリや運営者システムの技術提供、co-baからのソフトサービスの提供などを予定しているという。

■ライトアップ <6580>  2,808円  +43 円 (+1.6%)  11:30現在

ライトアップ<6580>が3日ぶりに反発している。この日の寄り前、茨城県つくば市へ「Jシステム(補助金・助成金自動診断システム)」のOEM提供を開始することで合意したと発表しており、これが好感されている。「Jシステム」を活用することで、市内の各事業者が自社の状況に適した公的支援制度をインターネットで容易に探すことができ、必要に応じて補助金・助成金の申請サポートを提供する環境を実現させる。なお、自治体との連携は、東京都渋谷区に続く2自治体目となる。

■竹本容器 <4248>  1,003円  +15 円 (+1.5%)  11:30現在

竹本容器<4248>は続伸している。前週末16日の取引終了後、集計中の第2四半期累計(1~6月)の連結業績について、売上高が72億7000万円から78億8200万円(前年同期比6.2%増)へ、営業利益が7億7000万円から9億5300万円(同3.6%減)へ、純利益が5億3000万円から6億6300万円(同1.2%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感されている。日本、中国の市場において需要の回復を背景に新規案件及び追加注文が増加しているほか、為替が想定以上に円安となったことが寄与した。

■オンコセラピ <4564>  80円  -28 円 (-25.9%)  11:30現在

オンコセラピー・サイエンス<4564>が急落。16日の取引終了後、塩野義製薬<4507>にライセンスアウトしている特異的ペプチドワクチン「S-588410」の食道がん患者を対象とした第3相臨床試験で、主要評価項目に統計学的な有意差が認められなかったと発表しており、これが嫌気されている。OTSは試験結果を踏まえ、塩野義と今後の開発計画を協議するとしており、研究開発方針を検討し、変更が生じた場合は速やかに公表するとしている。なお、同件による22年3月期業績への影響は現在精査中としている。

●ストップ高銘柄

テーオーHD <9812>  533円  +80 円 (+17.7%) ストップ高買い気配   11:30現在

以上、1銘柄

●ストップ安銘柄

WT天然ガス <1689>  1円  0 円 (0.0%) ストップ安   11:30現在

以上、1銘柄

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