アックマン氏、UMG株取得をSPAC経由ではなくファンド経由で実施へ=米国株個別

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2021年7月19日 23時09分

著名投資家のアックマン氏の特別買収目的会社(SPAC)のパーシング・スクエアトンティーン(PSTH)<PSTH>は、ユニバーサル・ミュージックグループ(UMG)の10%の株式取得計画を断念すると伝わった。アックマン氏は、SPAC経由ではなく、自らのヘッジファンドであるパーシング・スクエアを通じて進めるという。米当局は規制面を理由に同計画に懸念を示し、当初の計画通りでは承認しない見通しだった。同ファンドはUMGの株式取得合意を引き継ぎ、5-10%の株式を購入するという。

アックマン氏は「パーシング・スクエアがUMGの親会社である仏ビベンディに対するコミットメントを履行し、長期株主となる意向だ」と説明した。

米証券取引委員会(SEC)と度重なる協議を行ったが、SECは「PSTHがこの取引を完了できるとの確信を持てなかった」という。SECは株取得計画の構造がニューヨーク証券取引所の規定を満たせない可能性があると懸念を示していた。

(NY時間09:56)

パーシング・スクエアトンティーン<PSTH> 20.32(-0.31 -1.50%)

パーシング・スクエア<PSHZF> 34.43(-1.70 -4.71%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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