NY株式:NYダウ725ドル安、新型コロナ再流行による回復停滞を警戒

市況
2021年7月20日 7時00分

米国株式市場は大幅続落。ダウ平均は725.81ドル安の33962.04ドル、ナスダックは152.26ポイント安の14274.98で取引を終了した。世界の新型コロナ流行再燃で、強い回復が損なわれるとの懸念が強まり、寄り付き後、大きく売られた。また、石油輸出国機構(OPEC)プラスが週末の会合で減産縮小で合意し、原油価格が下落したことも重しとなった。セクター別では、エネルギー、銀行が下落した一方、半導体・同製造装置が上昇。

在宅フィットネス事業を展開するペロトン・インタラクティブ(PTON)や大手スーパーのクローガー(KR)は新型コロナウイルス変異株流行拡大で再び消費者が外出を控える動きが強まり需要増加期待から買われた。一方、クルーズ船を運営するロイヤルカリビアン(RCL)やノルウェージャンクルーズ(NCLH)、航空会社のデルタ(DAL)やユナイテッド(UAL)、ホテルチェーンを運営するマリオット・インターナショナル(MAR)などはコロナ流行による需要鈍化が懸念され、軒並み大きく売られた。銀行のJPモルガン(JPM)、バンク・オブ・アメリカ(BAC)やシティグループ(C)は金利の低下で業績回復への期待が後退し、それぞれ下落。石油会社のエクソンモービル(XOM)やシェブロン(CVX)は原油安が業績を圧迫するとの懸念に、売られた。ビデオ会議サービスのズームビデオ(ZM)は、コールセンターのファイブ9(FIVN)の買収を発表。ズームビデオは下落。ファイブ9は上昇した。

ITサービスのIBM(IBM)は引け後に発表した第2四半期決算で、収入が市場予想を上回ったため時間外取引で上昇している。

Horiko Capital Management LLC

《FA》

提供:フィスコ

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