話題株ピックアップ【夕刊】(3):極東産機、ジェイリース、オンコリス

注目
2021年7月20日 15時17分

■極東産機 <6233>  623円  +15 円 (+2.5%)  本日終値

極東産機<6233>が高い。午後1時ごろ、建築業界向けクラウドツール「Goolip(グーリップ)」を10月に提供開始すると発表。Goolipは「低価格なのに高機能」をコンセプトに開発された、建築業界向け見積・請求管理クラウドツール。出力帳票に近い画面デザインで初めて利用する人でも簡単に操作が可能であることに加えて、複雑な建築工事案件を一元管理できるほか、原価管理や購買、経営分析に有用なデータ集計など、多彩な機能を搭載しているのが特徴という。

■ジェイリース <7187>  1,621円  +28 円 (+1.8%)  本日終値

ジェイリース<7187>が反発。19日の取引終了後、GA technologies<3491>子会社のイタンジが提供する不動産関連電子契約システム「電子契約くん」とのAPI連携に向けて、開発を開始したと発表しており、これが好材料視された。ジェイリースでは、19年11月から基幹システムとイタンジの入居オンラインシステム「申込受付くん」とのAPI連携を行っているが、今回の「電子契約くん」と連携が実現することで、賃貸住宅の入居申し込みから契約までの手続きが、よりスピーディーにオンラインで完結させることが可能になるとしている。

■オンコリス <4588>  1,287円  +15 円 (+1.2%)  本日終値

オンコリスバイオファーマ<4588>が7日ぶり反発。19日の取引終了後、開発中の新型コロナウイルス感染症治療薬「OBP-2011」について、治験薬製剤のGMP製造をアステナホールディングス<8095>傘下のスペラファーマに委託することで基本合意したと発表しており、開発の進捗を好感した買いが入ったようだ。「OBP-2011」は、経口投与が可能な新型コロナ治療薬として開発が進められているもので、これまでに行われた前臨床試験によって新型コロナ変異株や重症急性呼吸器症候群(SARS)、中東型呼吸器症候群(MERS)ウイルスに対する効果が確認されている。同社では、2022年上半期までに同治療薬の前臨床試験と治験薬製剤のGMP製造を完了し、その後早急に臨床試験の開始を目指すとしている。

■マーチャント <3121>  323円  +3 円 (+0.9%)  本日終値

マーチャント・バンカーズ<3121>がしっかり。19日の取引終了後、子会社ケンテンが運営するショッピングサイト「KENTEN×lafan」で、NFTの取り扱いを開始したと発表。「LAFAN」を利用する幅広い利用客に対して、個人のお宝や、世界的に根強いファンのいる日本のアニメやキャラクターグッズやその他のお宝を提案するという。また、日本国内だけではなく、香港、エストニアを中心としたEU(ヨーロッパ)と、世界展開を視野に拡大を図るとしている。なお、同件が22年3月期業績に与える影響は軽微としている。

■ブリッジ <7039>  2,455円  +17 円 (+0.7%)  本日終値

ブリッジインターナショナル<7039>が反発。19日の取引終了後、企業の営業デジタルトランスフォーメーション(DX)推進を支援するために、若手社員を対象にDX推進に必要なスキル育成を支援する研修事業を開始すると発表。今回の研修メニューの追加により、同社はDX推進コンサルティング事業、インサイドセールス事業、研修サービス事業の観点から総合的に支援する体制を構築することになる。これにより、顧客企業内での戦略遂行能力を高めるとともに、DX推進のための個別施策の立案力強化からその成果の浸透に至るまで、中期的かつ継続的な支援メニューの提供を実現するとしている。

■小松ウオール工業 <7949>  1,959円  -126 円 (-6.0%)  本日終値

小松ウオール工業<7949>が急反落。19日の取引終了後、22年3月期第1四半期(4~6月)の決算を発表し、純利益が前年同期比82.6%減の900万円で着地したことが嫌気されたようだ。売上高は同6.7%増の70億8500万円となったものの、原材料費の上昇などの影響を受けて利益が減少した。なお、通期見通しは売上高350億円(前期比4.3%増)、純利益18億円(同11.1%増)の従来予想を据え置いた。

■ヒビノ <2469>  1,374円  -41 円 (-2.9%)  本日終値

ヒビノ<2469>は続落。この日の午前中、東京証券取引所のマーケットセンターにリング状のLEDディスプレー・システムを納入したと発表したが、市場の反応は限定的のようだ。日立国際電気(東京都港区)と連携し、東証Arrowsマーケットセンター内に設置されているリング状の大型LED表示「チッカー」向けに、高品質・高精彩LEDディスプレー・システム「ChromaLED 6」を納入した。新しくなった「チッカー」は、従来の3色文字表示の電光掲示板から、豊かな色彩表現を可能とするフルカラーLEDチッカーへと生まれ変わったのが特徴。また、メインコンテンツである常時スクロールする株価情報の滑らかで美しい表示を実現するため独自のソフトウェアを納入し、残像のない視認性に優れた高品質な描写を実現したという。

■キャンディル <1446>  566円  -8 円 (-1.4%)  本日終値

キャンディル<1446>が続落。この日の午前中、子会社キャンディルデザインが運営する「ECサイトプロショップ匠」で、第三者による不正アクセスを受け、顧客のクレジットカード情報4040件が漏えいした可能性があることが判明したと発表しており、これが嫌気された。18年7月3日から21年1月26日の期間に「ECサイトプロショップ匠」で購入した3357人の顧客のカード名義人名、カード番号、有効期限、セキュリティーコードなどの情報が漏えいし、一部顧客のクレジットカード情報が不正利用された可能性があるという。なお、同件が業績に与える影響は現在のところ軽微としている。

●ストップ高銘柄

なし

●ストップ安銘柄

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