三菱UFJなどメガバンクが揃って上昇、米長期金利下げ止まり風向き変わる
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>のメガバンク3社が揃って上値指向に転じている。前日の米国株市場では景気のピークアウトに対する過度な警戒感が薄らぎ、景気敏感株に幅広く買いが集まった。景気のバロメーターである米長期金利も終値ベースで5日ぶりに上昇して1.2%台を回復、大手金融セクターには買い安心材料となった。ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やバンク・オブ・アメリカ<BAC>は2%超の上昇をみせたが、この流れが東京市場にも波及している。また、国内での新型コロナウイルスの感染拡大を警戒する動きは高まっているものの、日経平均は前日まで5日続落とやや弱気の地合いに傾き過ぎたきらいもあり、きょうはその反動から内需系主力である銀行株は押し目買い対象として投資家の視線を集めている。