横山利香「令和時代の稼ぎたい人の超実践! 株式投資術」― (7)市場再編の波に乗る! 日経平均・TOPIXに着目した投資アイデア

特集
2021年7月27日 11時40分

横山利香(ファイナンシャルプランナー、テクニカルアナリスト)

個人投資家のみなさん、こんにちは! 株が大好き、認定テクニカルアナリストの横山利香です。

東京証券取引所の市場再編では2021年6月30日を移行基準日として、新たな市場区分である「プライム」「スタンダード」「グロース」の適合状況を東証が判定し、その結果を企業に通知する流れになっていたこともあり、続々と企業から「プライムの基準を満たした」といった内容の発表が相次いでいます。

個人的な市場再編のイメージではありますが、海外投資家の買いを呼び込むために、米国のように銘柄数の大胆な絞り込みを行ってプライムを超優良企業の集まりにするのだろうと思っていました。ところが報道などによると、1部上場企業のうちおよそ7割の企業がプライムの基準を満たし、残り3割についても報告書の開示などでしばらくはプライムに残れるようです。まだ年末まで時間はありますが、7割も基準を満たすという結果を見聞きする限りでは、現在とあまり変わらないままのようで「何のための市場再編だったの?」と疑問に思っている人も多いかもしれません。

前回の「(6)市場再編の波に乗る!TOPIX改革と株高戦略に走る企業」では、東証の市場再編に関連して、日本の代表的な株価指数であるTOPIX(東証株価指数)と市場再編をテーマに、銘柄を選別するための方法を解説しました。今回は、市場再編のスケジュールと、TOPIXと日経平均株価に視点を移して、銘柄を選別していくための注目点について解説していきます。

次ページ:日経平均とTOPIXの特性をしっかりつかもう

<    >

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.