30日の株式相場見通し=上値重い展開か、米株高も新型コロナ拡大が重荷

市況
2021年7月30日 8時00分

30日の東京株式市場は、売り買い交錯のなか不安定な展開となりそうだ。前日の米国株市場ではNYダウが150ドルあまりの上昇で切り返しに転じたほか、ナスダック総合指数も小幅ながら続伸し、マーケットのセンチメントは強い。ただ、東京市場では日経平均の上値は重い可能性がある。国内で新型コロナウイルスの感染者数の拡大が続いており、前日は1万人を超えるなど警戒が強まっていることから、海外投資家の買いが見込みにくい。きょうは週末要因も考慮して利益確定売り圧力が勝る可能性がある。取引時間中は中国や香港などアジア株の動向にも左右されそうだ。

29日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比153ドル60セント高の3万5084ドル53セントと3日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同15.680ポイント高の1万4778.264だった。

日程面では、きょうは6月の失業率・有効求人倍率、6月の鉱工業生産、6月の商業動態統計、6月の住宅着工など。海外では、7月のユーロ圏消費者物価指数、6月のユーロ圏失業率、7月の米シカゴ購買部協会景気指数、7月の米消費者態度指数(ミシガン大学調査・確報値)6月の米個人所得・個人消費支出など。

出所:MINKABU PRESS

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