商船三井が後場急伸、22年3月期業績及び配当予想を上方修正
商船三井<9104>が後場一段高となっている。この日正午ごろ、22年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆800億円から1兆1000億円(前期比11.0%増)へ、営業利益を280億円から350億円(同53億300万円の赤字)へ、純利益を2100億円から3350億円(前期比3.7倍)へ上方修正し、あわせて中間70円・期末80円の年150円としていた配当予想を中間300円・期末250円の年550円としたことが好感されている。
コンテナ船事業を運営している持ち分法適用会社オーシャン・ネットワーク・エクスプレス社において、荷動きとスポット賃率がいずれも想定を上回るレベルで推移していることに加えて、好調に推移しているドライバルク船市況の影響などを織り込んだとしている。
なお、第1四半期(4~6月)決算は、売上高2888億7400万円(前年同期比14.9%増)、営業利益80億4200万円(前年同期51億2600万円の赤字)、純利益1041億4700万円(前年同期比19.0倍)だった。